暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

向かう先

2019年08月31日 | 古民家

 反抗期は・・・子供が大人になる、心の変化に戸惑う・・・知恵熱のような感じ・・・なのか・・・?

子供なりに経験して来た積み重ねの中で・・・親に頼る事のない自分の考えを持つ・・・

独り立ちする準備をしている最中で・・・さ迷っているんですね・・・。

複雑な家庭環境の暮らしが増えて・・・社会で通用する術を知らない子供が増え・・・・

そのまま大人になり・・・偏った知識や・・・間違って覚えたルールで社会人となれば・・・

その世界に戸惑うばかりで・・・・誤った方向へ進んでしまう人も入るのかもしれません・・・。

空き家対策で・・・子供食堂が各地域で行われ・・・運営に関わる大変さや問題点を聞きますが・・・

その場を必要とする子供達がとても多いことを知り・・・この場所が無ければ一体どうなってしまうのだろう・・・・

そんな子供達やその親御さんの状況を知ると・・・・

自由で豊だと思われている日本・・・安心・安全で・・・誰もが幸せな家庭を築いていると見られていても・・・

現実は・・・満足な食事も・・・親の愛情も・・・本当に必要な教育も受けられていない子供が増え続けています・・・。

田舎に行くとお金を使う時間が減るそうです・・・。

野菜やお米を作るご近所からおすそ分けがあって・・・そのお返しに・・・収穫を手伝ったり・・・

壊れたものを直してみたり・・・日々の食生活は地域の繋がりで潤い・・・

持ちつ持たれつの関係で暮らしが成り立っていて・・・。

普段の生活で自然と学びが有り・・・世代を越えた関わりと、地域から自然と教えを請う暮らしがありました・・・。

・・・若者が町を出て行き・・・・子供が減り・・・・田畑を守る人も減り・・・村や町がなくなりました・・・。

お金が無ければ暮らせない・・・便利な生活を今更捨てる訳にも行かず・・・・

でも・・・日本の暮らしに欠かせないお米を作れなくなる訳にも行かず・・・。

そう言いながら・・・どんな状況でも・・・時間は過ぎていきます・・・。

古民家が大切だと言われながら・・・毎年多くの古民家が解体されて行きます・・・。

手立て無く進む日本の暮らしは・・・いったい何処に向かっているのでしょうか。

 

 

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ふらっと

2019年08月30日 | 古民家

 郊外で見かける・・・たまに駅近でも見かけますが・・・

平屋の小さなお家が、数件集まっている場所・・・・

賃貸がほとんどだと思いますが・・・寄り添うように整然と並ぶ佇まい・・・

2DKか2LDKほどのコンパクトさもあり・・・日本家屋的でもあり・・・昭和の香りもあって・・・

なかなか人気があるようでも・・・造りの古さや、設備などに難はあるようで・・・・

誰もが好き好んで、借りようと思う建物ではありません・・・。

 

当時の日本のあまり良くない住宅事情を改善するのに・・・・

集合住宅やこじんまりとした平屋の狭小住宅が各地に建てられ・・・・

その遺産が今でも残り・・・一部の方々に愛され、暮らされています・・・。

狭くても、式台がある玄関・・・引き違いの玄関戸を開ければ・・・すぐ前にまたガラスの引き戸・・・・

窮屈に式台に上がり・・・ガラス戸を引けば・・・そこには懐かしいちゃぶ台に箪笥・・・TV・・・・

暮らす人の・・・人柄が見えて・・・あからさまになる生活空間が広がります・・・。

襖の隙間から見える細長いキッチン・・もう一方の襖の先には・・・・ますますプライベートな空間・・・

寝室なのでしょうか・・・?子供部屋なのでしょうか・・・・・?

息遣いを気にしながら・・・・挨拶を終え・・・他愛の無い会話は始まります・・・。

 

数件集まる平屋事ですが・・・昨今の建売とは違い・・・

窓を開ければお隣と・・・手と手を繋ぎ・・・世間話し・・・なんて・・・

・・・境も無いほどの密集地では無く・・・車の一台でも置いて・・・自転車も置けるほどの間があいており・・・

数センチの敷地境界で、大もめするような場所ではありません・・・。

程よい距離と・・・程よいお付き合い・・・現代ではありえない・・・近所付き合いがあったと思います・・・。

FLAT HOUSE・・・アメリカンハウス・・・何が流行るか解かりませんが・・・・

日本らしい暮らしであり・・・・原風景の主役である古民家も見直される時代・・・・・・・

片意地張らず・・・・廻りに虚勢を撒き散らすような暮らしでも無く・・・・

FLATな暮らしに戻れるのなら良いのにな・・と・・・想います。

 

 

 

 

 

 

 

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残す

2019年08月29日 | 古民家

 秋の気配が見え隠れ・・・

主張の強かった朝の日差しも・・・なにげに穏やかで・・・

空を飛び交うトンボの数も・・・心なしか増えてきて・・・

楽しみな夏休みも・・・うんざりするほど酷暑の夏も・・・・・

気が付けば・・・・秋の様相が見え隠れしてきました・・・。

悲しみも・・・楽しみも・・・どんな天変地異が起きても、四季は繰り返し訪れ・・・・

いつもと変わらない日常が続きます・・・。

知らない場所で・・・いろんな人生があって・・・出会える人はほんの一握りで・・・・・

人が知りえる情報も、大きなくくりでは・・・一生かけたとしても僅かな知識で・・・・

それでも人は家族を作り・・・暮らし・・・日々の幸せを感じながら時を刻んで行きます・・・。

数年もの間、土の中で暮らし・・・1ヶ月ほどで次の世代にバトンを渡し一生を終える・・・・

繰り返されるその営みに意味はあるのか・・・・?それを言い始めれば・・・

人が地球にいる意味は・・・?なんて壮大な話になるので・・・ここは話を変えて・・・

自然の恩恵が、いつも変わらず訪れるのなら・・・・

日本人として・・・誇れる文化や歴史がその中で培われたのなら・・・・

いつまでも・・・出来る限り永遠に・・・・次の世代に残し繋いでほしいと思います・・・。

今の日本、このまま人口減少が続くようでは・・・100年後・・・5000万人ほどまで減少して・・・・

1000年後には日本人はほぼいなくなる・・・・そんな予測もあるようです・・・。

子を残す事・・・種を残す進化を遂げて、多くの生き物は環境に合わせて生きて来ました・・・・

その営みを放棄するかのような人の社会・・・・・

1ヶ月の中で命のやり取りを行う行為・・・どの種も放棄などする事はありません・・・。

古民家の暮らし・・・・何も無く、厳しい生活でも・・・日々を生きる営みの中には・・・・

連綿と続く・・・人の暮らしのがあったように想います。

 

 

 

 

 

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文字

2019年08月28日 | 古民家

 泣いたり・笑ったり・・・怒ったり・・・・しょぼくれたり・・・。

喜怒哀楽は・・・暮らしの中でとても大切な表現だと思います・・・。

地域で多少の違いはあっても・・・国それぞれで違いがあっても・・・

泣いたり・笑ったりしている事の意味が変わる訳では無く・・・

ほかの動物には無い・・・人としていられる大切な部分です・・・・。

日本には・・・漢字・・ひらがな・・カタカナがあります・・・。

相手に意思を伝える・・・言葉が一番伝わりやすいと思いますが・・・

文字を知らない・・・読めない・・・・そんな人が世界には7億人ほどがいるそうで・・・・

学校に通えない子供も2億人以上いるそうです・・・。

日本もかつては・・・その数の中に多くの人が入っていました・・・

漢字は少し頑固な感じがして・・・ひらがなは、とても優しく包み込んでくれる様な気がして・・・・

カタカナは少し固い感じで・・・それでいて無いとさみしい気もします・・・。

大和言葉が少し前に流行り・・・日本の伝統的な表現が見直されたりしました・・・。

メールで何事も済ましてしまう生活では・・・相手を思いながら手紙を書く・・・

封筒を開けながら・・・どんな返事なのか・・・ドキドキする気持ちはメールではなかなか伝わりません・・・。

一文字に込める自分の気持ち・・・相手が読んでる時の気持ちを考えて・・・・

変換しながら文字を打つ・・・・では心が無いように思えて・・・

実際に手を動かし・・・手紙に書いて・・・

恥ずかしい文章でも・・・漢字や言い回しが違っても・・・・後で後悔しても・・・・

そのやり取りした時間が・・・自分の大切な歴史であり・・・自分と言う人になります・・・。

多くの文字を知らない・・・読めない人達がいます・・・・。

普通に読んで・・・書けるその幸せを感じて・・・言葉だけでなく・・・・

文字で伝える大切さに・・・想いを寄せてほしいと想います。

 

 

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おおらか

2019年08月27日 | 古民家

 雪国育ちなので・・・夏は苦手で・・・寒ければ洋服着ればいいじゃないか・・・

暑いからと言って、裸で歩きまわる訳にいかないので・・・

冬の方がなにかと対処出来るじゃないか・・・。

そんな風に思うのですが・・・

木造建築に大敵の害虫・・・シロアリ・・・その生息範囲が北に広がっています・・・。

ヤマトシロアリ・・・北海道の一部以外、日本中ほとんどの場所に生息していて・・・

寒さに強く・・・日本でシロアリと言えば、ヤマトシロアリです・・・。

イエシロアリ・・・大きな集団で生息するので、大きな被害につながります・・・。

暖かい地方・・・沖縄や九州・・関西方面など生息範囲は限られたいましたが・・・

気温上昇が原因で・・・その生息地域が広がって来ています・・・・。

アメリカカンザイシロアリ・ダイコクシロアリ・・・乾燥した木材を好み・・・家具なども被害にあいます・・・。

外来種で・・・輸入品の中にまぎれ日本に入って来ました・・・。

高機密の住宅・・・床下が見えない布基礎やベタ基礎の構造で作る建物になり・・・

簡単に点検が出来ない・・・湿気や結露で、カビや害虫の好む環境を作ってしまっている・・・。

など・・・住まいの点検や補修が、電子機器だらけの家電や車のように・・・

素人には手が出せない代物になってしまった・・・そんな理由も大きいと思います・・・。

大抵の事は自分で出来た時代と違い・・・再分化された職種が多かった江戸時代とも違い・・・

作った会社が責任を持って点検も・・・修理も請け負う時代・・・危機管理などと・・・

何事にもリスク回避を前提に物事を考えないと・・・極端に言えば、社会から追放されてしまいます・・・。

消費者目線と言うよりは・・・穏便に済ませる通り一辺倒な社会なのかもしれません・・・。

石場建てと言う・・・柱が、地面に置いてある石の上に乗っかっている造りの住まい・・・

床下は気持ちがいいくらい風が抜け・・・人が入るにも、動物や虫達が入るにも・・・

まことに環境良く・・・見通しの良い造りでした・・・。

湿気を好むシロアリ・・・カビには、少し住みにくい環境で・・・何事か被害があっても・・・

早期発見・・・早期治療が出来る・・・メンテナンス、維持管理の等級で言えば・・・

4くらいあるのでは・・・?(基準の等級は3までしかありません。)

おおらかな気持ちで暮らしていると・・・

それ以外の暮らしに関わる生活も・・・・きっとおおらかになるのだと想います。

 

 

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