暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

記憶

2019年03月26日 | 古民家

 自分の勝手な思いと、感覚ですが・・・

小さな頃の子供は、記憶力が無いのかな・・・・?なんて思ったりします・・・。

楽しかった日も・・・嫌な出来事があった日も・・・次の日にはケロッとして・・・

何事も無かったように学校に行ったり・・・友達と遊んだり・・・同じように、親に怒られたり・・・

いつの頃からか・・・成長と共に・・・記憶が残るようになるのか・・・

嫌な事があった次の日には・・・学校に行きたくなかったり・・・ご飯が食べれなかったり・・・

個人差はあると思いますが・・・天真爛漫と言われるような、幼い頃は・・・

毎日がリセットされながら・・・日々成長していっているような気がします・・・。

それでも・・・子供の頃の記憶や体験はとても大切で・・・

小さな頃・・・自然と接する時間が長いほうが・・・田舎で育つ経験があったほうが・・・

人との係わり合いや関係が、良い方向に育てられるように思います・・・。(個人的な見解です。)

煩わしい人間関係や・・・友達との関係も人それぞれ・・・狭い町ではよい事ばかりではありませんが・・・

古いしきたりや・・・行事・・・地域の活動など・・・共存して暮らす事の大切さを教えてくれています・・・。

古民家の暮らしは・・・・多くの関わりがあって守られ・・・豊かな暮らしが保たれて来ました・・・。

茅葺はみんなの協力が無くては葺けません・・・。

季節の作物も・・・家族の協力が必要で・・・・・物々交換が当たり前にある・・・近所の助け合い・・・

子供の同士・・・親同士の、親戚でもないけど・・・家族のような関係・・・

子供は育つ環境で・・・天使にも悪魔にもなると言います・・・。

何も無くても・・・親・・・兄弟がいて・・・子供を守り育てる地域の関わりがあれば・・・

小さな頃から忘れることの無い・・大切な・記憶が・・・いつまでも残るのだと想います。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝える

2019年03月25日 | 古民家

 意思疎通・・・言葉があると、比較的簡単に、自分の意思を伝える事は出来ます・・・・。

目は口ほどにものを言う・・・目で訴える・・・そんなことわざもあるように・・・

意思を伝えるには・・・目も重要になってきます・・・。

文字を持たない文明はあったそうですが・・・言葉を持たない文明は無いことを考えれば・・・

単純か・・・複雑かはありますが・・・言葉は大切なんだと改めて思います・・・。

伝統的な技術は見て盗め・・・・今の職人の世界でも、一部残っている事もあるようですが・・・

時代錯誤な考えで方で・・・・後継者を育てるには・・・ある程度、手取り足取り教えないと、覚えないか・・・

割と簡単に、辞めていく子が多いそうです・・・。(あくまでも個人的な感想です。)

ゆとり・・・さとり・・・・などと・・・近頃の若いのは・・・・と、嘆きが聞こえてきそうで・・・・

解からない事はSNSですぐ調べる・・・・本当に身に付く技術は・・・多少の苦労をして・・・

遠回りするからこそ・・・体で覚える意味もあるのですが・・・

要領よくこなす考え方では・・・10年も修行をするのを、我慢出来る若者は少なくなっても致し方ないと思います・・・。

五感で感じる力を持っていたのが・・・言葉や文字が発達して・・・・・

それ以外の感覚が鈍くなってしまったのか・・・

夕方の空を見て・・・山にかかる雲をみて、天気や作物の育て方を変える・・・など・・・古くから伝わることわざなど・・・

自然から感じ取れるような感覚を手に入れるには・・・長い経験が必要で・・・

教えられて覚えるものではありません・・・伝統的な技術もそうです・・・。

言葉・・・文字・・・体・・・すべてを駆使して・・・積み上げて・・・

目を見るだけで解かりあえたり・・・場の空気を読んだり・・・

それでも・・・一生かかっても、満足するものが造れないのが・・・伝統技術なのだと想います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年03月24日 | 古民家

 日本を代表する木は杉・・・とイメージする人は多いと思います

花粉の時期で・・・苦労されている方々も多いので、杉と思っているのでしょうか・・・?

日光へ続く道として有名な、「例幣使街道」に立ち並ぶ壮大な杉並木や・・・

伊勢神宮の神宮杉などを見れば・・・御神木のような扱いになっているのがよく解かります・・・。

戦後、森復活の手段として・・・早く育つ・・・そんな理由で単純に植林されてしまった事情もありますが・・・

戦後70年・・・植林された多くの杉が・・・伐採されるのを待っています・・・。

 

ご存知の通り・・・輸入される木材の方が安いと言う矛盾と・・・

日本の山から木材を伐採すると赤字になる矛盾のおかげで・・・

日本の木材は山から切り出されること無く・・・間伐などの手入れもされる事無く・・・

放置状態で・・・・買い手の無い山が益々荒れ果てているのが現状があります・・・。

 

そんな中・・・・国産材の杉を使った家具を作ろうと・・・いろんな工夫をしている会社さんもあって・・・

家具意外にも・・・杉の製品をこの所よく見かけます・・・。

柱の材料として・・・床材として重宝される杉材は・・・ぬくもりがあって、肌触りが柔らかくて良いのですが・・・

柔らかい・・・が特徴の反面・・・・・・強度が必要な家具などの材料としてはなかなか向かないので・・・

杉の家具はあまり作られませんでした・・・。

個人的にはおもしろいとは思うのですが・・・杉材に圧力を加え・・・1/3くらいにつぶして・・・

密度を上げた杉材で家具を作る会社さんがあります・・・。

空気を含んだ杉の良さも無くなってしまった木材で本当に良いのか・・・・?

疑問に思う考え方もありますが・・・

集成材・・・(木片を接着剤で固めて梁や柱材・・・板材として利用する加工材)も同じような考え方で・・・

それを木材と言って良いのか・・・?柔軟な考え方も必要なのか・・・?賛否両論です・・・。

どちらにしても・・・まずは・・・国産材を上手く利用して・・・森を復活させる事・・・

いろんな工夫と・・・考え方で・・・コトを動かす手立てが必要です・・・。

国などが進める、開発行為・・・無駄な森林破壊・・・公共事業と大鉈をふるって、村や地域を消滅させるような行為・・・

循環可能な暮らしを考えない・・・・今だけの快楽を求めるような考え方を改める・・・

そんな事も・・・森や・・・農村・・・漁村を守る方法だと気付いてほしいと想います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化財

2019年03月23日 | 古民家
各地に文化財があって…行政さんがうまく保存している地域…

少しでも文化財としての命を伸ばそうとするのに手一杯の地域…

利益を出して運営出来るような施設はなかなかあ無いので…

指定管理者と言って…民間企業に管理運営を委託して、建物の維持もまかなってもらう…

文化財も残せて…企業としても利益が出て、地域の歴史の勉強にもなるので良いことだと言われています…。



公共性のある建物を使って、営利目的のイベントはなかなか許可が出ません…

文化財指定されると、手続きがなかなかややこしいようで、個性的なアイデアで…

面白そうな活用方法も進まないのが、現状なようです…。



民泊…サテライトオフィス…農泊…その他の施設利用…

古民家の活用は、幅広い業界で利用出来て…

歴史文化を次の世代に残す意味もあります…。

悪さをする方々がたまにいる様なので…規制を厳しくするのも解りますが…

何が本質で…何が大切なのか…?

あたまをやわらかく…柔軟な対応であってほしいと想います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節

2019年03月22日 | 古民家

 春が近づき・・・・寒暖差の激しい毎日を過ごしながら・・・

少しづつ、春風に乗って穏やかな日々と・・・・慌ただしい日々が繰り返されていきます・・・。

ランドセルを持て余すように学校へ向かう、新一年生・・・

学生服の上には・・・(今はブレザーが多いと思いますが・・・)緊張した顔に、幼さが残るの眼差し・・・

半年もすると・・・いっぱしの社会人のような顔に見えてくるリクルートスーツの新入社員・・・

いつの時代もこの時期は・・・自分はまったく関係ないのに・・・そんな道行く若者の姿を見て・・・

心温まる気持ちになってしまいます・・・。

穏やかな日が近づいているとは言え・・・風も強く・・・雨の日も増え・・・

日が伸びて・・・朝起きるのが辛くなくなって・・・そんな程度の良さはあっても・・・

住環境的に・・・外仕事をされる方にとっては・・・工程を予定しずらい季節になって来ました・・・。

日本の大きな屋根は・・・降り注ぐ太陽・・・雨・・・雪から、住まいを守る為・・・

深い軒も・・・雨や・・・季節ごとの室内にそそぐ光を調整する役割がありました・・・。

雨水をたっぷり含んだ茅葺き屋根・・・いぶし瓦もそうですが、雨水を自身に含んで・・・

太陽の熱を調整して・・・室内の温熱環境を整えていました・・・。

火が付けばメラメラと燃えて・・・毒ガスを出すような断熱材に包まれた高機密の建物・・・

自然の力を工夫して造られた住まいは・・・無理なく・・・快適な住空間を約束してくれます・・・。

変わる事無く、自然に繰り返される日々・・・・いつまでも穏やかな季節が訪れる事を願います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする