暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

誇る

2018年12月26日 | 古民家

 海外から見る日本の印象は・・・・?地震の多い国・・・経済大国・・・・東洋の神秘的な文化の国・・・?

田舎にいる時・・・・自分は標準語を話していると思っていました・・・。

誰もが経験するのかもしれませんが・・・東京などに出てきて・・・

初めて自分の言葉の違いを少しずつ感じるようです・・・。

海外に旅行や留学に出ると・・・・そんな違いがもっと解かり易く肌で感じ・・・・

多くの経験と挫折を味わって・・・・人は、大きく成長するんだろうと思います・・・。

たかがアジアの小さな国ですが・・・方言は大きく分けて16種類ほどあるそうで・・・

使われる言葉でも解かるように・・・昔は、日本国と言う1つの国の考え方はあまり無く・・・

藩や地域それぞれが1つの国と言う考え方だったので・・・地域事の文化が残って行ったようです・・・。

旅行に行くと、その土地のスーパーには必ず寄って・・・・生活習慣・・・・食の違いを見るのを楽しみにしています・・・。

味噌や醤油・・・ソースなどの調味料の違いや・・・お惣菜のコーナーは、新しい発見があって毎回楽しみです・・・。

建物の造りの違いも・・・極端に言えば北海道と・・・沖縄では全く違うのですが・・・

モノが無い時代・・・・その場所で手に入る素材で造っていた住まいは・・・

地域柄はあったにしても・・・木や土・草・石を使って造られている事にはあまり違いは無く・・・

同じような素材を使っても、生活に合わせた工夫が・・・・地域柄となっていったのだと思います・・・。

各地の民家園を覗けば・・・そんな建物の比較が出来て・・・寒い地方・・・暖かい地方の違い・・・

海や山に住む生活の違いが見て取れます・・・。

日本文化はまだまだ奥深く・・・海外の方々に自慢できるところがたくさんありますよ。

 

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苦労

2018年12月25日 | 古民家

 長屋(長家)・・・・古くからある庶民の住まい・・・

台所と土間に1部屋・・・シンプルな間取りで・・・表通りと裏通りで、住む人の格が別れていて・・・

今で言うアパートですが・・・平屋の1棟を数件に分けて・・・数世帯の家族が住んでいました・・・。

社宅のような使われ方もあって・・・大名屋敷や武家屋敷の家臣が住む場所であったり・・・

町人の長屋では・・・店貸ししている長屋もありました・・・。

住宅事情が良くない(大名や武家が大きな屋敷と敷地を占有していたので・・)過密な都会では・・・

長屋のような暮らしが確立されて行きました・・・。

ここ数年の住宅事情は、規制緩和で・・・高層マンションが乱立していますし・・・・建売の戸建ても、まだまだ勢いがあります・・・。

インバウンド向けのホテルも・・・後先考えないかのように各地で計画・・・建築が始まっていて・・・

万博や・・・オリンピックのように・・・箱物を建てた後・・・その後の利活用がおざなりになっている気がします・・・。

長屋暮らしは・・・生活が豊かとは言えない暮らしだったとは思いますし・・・・

今考えれば・・・住みやすく・・便利でも無いかと思いますが・・・住み継ぐシステムが上手く出来ていたように思いますし・・・

みんなが一生懸命生きていたように思います・・・。

貧乏自慢・・・・・パンの耳を分けてもらって食いつないだ・・・

醤油ご飯に・・・ケチャップご飯や海苔ご飯・・・・お米は田舎から送って来たので・・・

バリエーションを考えて・・・3食ご飯だけだったり・・・

病気自慢・・・・死んでしまうような病気では無いのですが・・・

ここが痛い・・・あそこが痛い・・・こんなに薬を飲んでいる・・・

住む・・・暮らす・・・生きる・・・・楽しい事・・・悲しいこと・・・いろんな事の連続です・・・。

でも・・・大変な事や苦労した事が・・・いずれ身になって・・・笑い話になる事があります・・・。

日本的な暮らし向きは、今では少なくなりました・・・古民家暮らしがそうですが・・・

決して快適とは言えません・・・でも、その中には苦労した分の楽しみもあります・・・。

ただただ、快適な暮らしを求めて苦労するよりも・・・・自慢話になるような暮らしを求めて、苦労してみませんか?

 

 

 

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子供

2018年12月24日 | 古民家

 自分は何歳までサンタクロースを信じていたのだろうか・・・?

母親に聞いても・・・・明確な回答は帰って来る事無く・・・どうだったかしらね~・・・・

あいまいな返事ばかりで・・・・

自分の子供は・・・確か・・・小学校1・・・2年までは・・・付き合ってくれていたのか・・・?

本当に信じていたのか・・・?

幼稚園や・・・学校でそんな話になれば・・・廻りの影響で、夢が覚める事になってしまっていたと思うのですが・・・

そもそも、日本の文化には無いおとぎ話・・・・(個人的な感想です。)

それでも・・・・お父さんが主役(正体はバレてはいけませんが・・・)になれそうなイベントの一つ・・・と思えば・・・・

日本らしいクリスマスは、続いてもらいたい文化だと思います・・・。

江戸時代・・・新生児の死亡率はとても高く・・・約半分は亡くなっていました・・・。

明治時代でも生後28日以内に亡くなる新生児は10%・・・・現代では・・・0.2%・・・

原因として・・・衛生面や・・・栄養面の問題が大きいと思われがちですが・・・

疫病・・・・が大きな要因だったようで・・・いったん流行りだせば・・・体力の無い子供・・・

お年よりが亡くなっていったそうです・・・。

自分の親世代の兄弟は5人・・・6人兄弟は当たり前の時・・・里親・・・丁稚奉公・・・

もらわれっ子・・・なんて言い方は解からないかもしれませんが・・・養子になる子供も多く・・・

子供がいない家族の養子や・・・家督を継ぐ子供がいない家の養子になる・・・そんな事も日常的にありました・・・。

貧乏で・・・食い扶持が一人減るからといって・・・自分の子供に手をかける様な親はいませんでした・・・。

(今で言えば虐待と思われるような、星 一徹のような躾はあったかもしれませんが・・・・。古いかな・・・)

子供は宝です・・・・それぞれに生まれ持った性格はありますが・・・環境次第で・・・どんな方向にも、進む道は広がっています・・・。

その環境を整えてあげられるのは両親・・・親です・・・。出来れば・・・地域で守る環境も必要です・・・。

そして・・・育てる場・・・住まいはとても大切です・・・。

医療や保険制度では・・・最低限支える体制は整っていると思いますが・・・

住まいの環境では・・・何が正しく・・・間違っているか・・・?解らない部分が多すぎます・・・。

解りやすく・・・・・広い範囲で・・・・住育を伝える・・・多くの方に知ってほしいと想います。

 

 

 

 

 

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神様

2018年12月23日 | 古民家

 いつも歩く町でも・・・・知らない町に行った時にも・・・・

儚げにたたずむ小さな祠を見かける場面があります・・・。

それが・・・道祖神であったり・・・正体の解からない仏様であったり・・・

大きな祠・・・・小さな祠・・・素のまま、雨、風に耐え忍んでいる仏様も見かけます・・・。

長い年月、雨や風にさらされ・・・その姿がぼんやりとした姿になっていたり・・・

毎日取り替えてくれる方がいるのか・・・?お供え物が・・・そっと添えられている仏様も見かけます・・・。

 

無宗教で・・・・その話題にはあまり触れないようにしている・・・感心のない自分ですが・・・

日本的な八百万神(やおろすのかみ)・・・すべてのものには神様が宿っている・・・

その考え方は大切なのかなと・・・思っています・・・。

なんてことの無い石が・・・とても愛おしく思えてしまったり・・・

拾った木の欠片が・・・・妙に気になってしまったり・・・・・

使っていた鉛筆が・・・鉛筆ケースを付けても使えないくらい短くなっても・・・何故か愛着が沸いて・・・

こっそり机の隅に・・・大切にしまってしまう事など・・・・

 

縁があって出会い・・・機会に恵まれて借り受けたり・・・手に入れることが出来た住まい・・・

多くの時間と手間を掛け・・・・命を頂いて造られた住まいは・・・どれだけの神様が集まっているのでしょう・・・?

土地の神様・・・・木の神様・・・山の神様・・・石の神様・・・土の神様・・・・

職人さんが使われている道具にも神様は宿り・・・そこでも多くの役割を受けて・・・

住まいを守ってくれていると思います・・・。

古い住まいには・・・座敷童子が住んでいるといいます・・・。

諸説ありますが・・・・多くの神様が宿っている、思いのこもった住まいには・・・

そんな話があっても良いと思いますし・・・そんな暮らしが出来る住まいに、めぐり合いたいと想います。

 

 

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太子講

2018年12月22日 | 古民家

 建築に関わる職人の世界・・・・

板前さん・・・・落語家さん・・・それ以外にも職人技といわれる世界はたくさんあります・・・。

それぞれに古いしきたりがあって・・・・時代が変わったと言っても・・・・ゆとりやさとり世代などと言っても・・・

毎年定例で行われる行事はあって・・・・逆に・・・催しが広まっている場合もあります・・・。

「太子講」:職人さん達の信仰対象になっている聖徳太子の太子像を祀り・・・飲食・会合を行う行事・・・・。

大工さんや桶屋・・・畳屋さん左官屋さん、鍛冶屋さん、鳶さんなど・・・いろんな職人さんの間で行われる行事で・・・

聖徳太子さんの命日・・・旧暦1月21日(2月22日どちらかで)に行われています。

仏教の祖と言われる聖徳太子の顔と・・・木工の守護神とも言われている聖徳太子・・・

太子講が行われる理由ははっきりしていないようですが・・・お寺の建築に貢献した・・・曲尺を発明したなどの諸説あるようです・・・。

地鎮祭:土地の神様を祭り・・・工事の安全を祈願する・・・・。

上棟式:棟が上がったのを祝う行事・・・。

最近では・・・費用が掛かる・・・手間が掛かる・・・仰々しいイベントはいらない・・・忙しくて出来ない・・・

車の運転があるので、お酒を出すわけにも行かない・・・など・・・

伝統的な催しが少なくなって・・・お祭りや盆踊り・・・奇祭と言われる伝統芸まで、その存続が危ぶまれています・・・。

住まい造りは一生に一回あるか無いか・・・そんな大切な住まい造り・・・

携わる職人さん達が・・・毎年思いを込めて行う太子講・・・・

住まい造りにかける思いは・・・オーナーさんだけで無く・・・・・職人さんのそんな思いもあるからこそ・・・

長く住み継がれる住まいが造られ・・・残されていくのだと想います。

 

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