暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

師走

2018年12月31日 | 古民家

 2018年・・・・平成30年・・・・

100歳の方々は・・・平成・昭和・大正を経験して来ました・・・。

100歳越えの方々は・・・平成・昭和・大正・明治・・・(生まれが明治で、記憶はあまり無いように思いますが・・・)

を経験して来ました・・・。

自分も・・・平成・昭和と過ごして来まして・・・新たな元号になるのですが・・・

100歳越えにでもならない限り・・・来年決まる元号の次の元号を過ごす事は出来ません・・・。

多くの争いを体験してきた世代と・・・近代社会の経済と言う荒波にもまれてきた世代・・・

どちらが良い悪いではありませんが・・・生きる事に一生懸命だった頃を思い返せば・・・

今のむかしも、同じように命を粗末に扱う所業は変わらなくても・・・個人が思う人の命の重さは・・・

現代のほうが、軽く考えているように思います・・・。(あくまでも個人的な意見です・・・。)

大家族の生活が少なくなり・・・核家族化が進み・・・・交通システムの進歩で・・・

日本は狭く感じられ・・・海外まで広がる社会構造・・・・・家族が離れる暮らし・・・・

家族の生き死にが、仮想空間のような・・・現実的な世界では無いような感覚になったのでしょうか・・・?

ジビエ料理が話題になるのは・・・ものめずらしさ・・・命を頂く・・・・害虫駆除・・・?

どれが理由かは解かりませんが・・・

ヒヨコから育てたニワトリを庭先で絞めて・・・夜の食卓で舌鼓をうった時代・・・・

おじいさん・おばあさんの死を目の当たりにして・・・

不幸にして・・・兄弟や姉妹を、幼くして亡くす悲しみを・・・子供ながらに経験する・・・・

良い悪いでは無く・・・・暮らすとは・・・人の営みの多くを経験できる環境が近くにあるか・・・?

そんな当たり前な日常が少なくなってきているのだと思います・・・。

飽食の時代・・・進んだ医療もある時代ですが・・・食・・・住・・・に対して・・・

必ずしも、人や環境ににやさしい食生活で・・・健康的な住まいになっているとは言えないと思っています・・・。

元号を4回経験する・・・・何の意味もありませんが・・・そんな事を思いながら、平成最後の年末を過ごしております。

拙いブログをご覧頂いている皆様・・・1年間ありがとうございました・・・。

来年も良い年でありますよう・・・よいお年をお過ごし下さい・・・。

 

 

 

 

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風物詩

2018年12月30日 | 古民家

 大掃除・・・すす払い・・・同じようで、まったく意味が違っているようです・・・。

大掃除・・・・・年末に向けての大掛かりな掃除・・・。

すす払い・・・神様を迎えるために住まいを清める儀式・・・。

細かな内容は調べて頂きたいのですが・・・幸せをもたらす神様を迎える為に・・・

門松やしめ飾り・・・鏡餅を飾って迎えていたそうです・・・。

大掃除は年末に行いますが・・・すす払いの日程は決まっていて・・・

12月13日だったようですが・・・江戸城ではすす払いを13日に行っていたのでそれに習ったとか・・・

諸説あるそうです・・・。

畳を上げて庭で干したり・・・・障子を張り替えたり・・・日本の風物詩を見なくなってどれ位になるでしょう・・・?

凧揚げやコマ回し・・・・ベタな日本のお正月を懐かしむ方々も少なくなって来た様に思います・・・。

すす払いの本来の意味は・・・炭や薪で生活していた頃・・・煤が部屋のあちこちに溜まっていました・・・。

古民家では、大きな梁があって・・・その上には1年の煤が溜まっています・・・。

それを1年に一回は落として綺麗にして、神様を迎えましょう・・・と言う訳です・・・。

言葉は残って・・・その作業は少しずつ変わってきたのですね・・・。

ことわざや格言は・・・・・暮らし向きが変わって、その意味が合わないような生活になってしまいました・・・。

日本らしい文化が正しく残せるような取り組み・・・住育・・・多くの方に知って頂きたいと想います。

 

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ストーブ

2018年12月29日 | 古民家

 暖を取には・・・エアコンを付ける・・・?石油ファンヒーターを付ける・・・?

それともコタツに入りますか・・・?

町を歩いていても・・・以前より煙突の姿を見かけるようになりました・・・。

薪ストーブを使っているご家庭も多くなったとは思いますが・・・

住宅密集地では、廻りへの配慮が必要で・・・・灰やニオイで、近隣にご迷惑をお掛けすることになります・・・。

暖房方式・燃焼方式で熱の伝わり方や・・・排気の状態が大きく変わってきます・・・。

本体が鋳物か鉄板かで・・・燃やす木材の材料も決まってきます・・・。

まだまだ、少し田舎や・・・比較的寒い地域で使われることが多い薪ストーブ・・・

カッコ良く生活する為のアイテムの一つとして、暮らしの中に取り入れるには・・・

勉強しなければいけない事がとても多いので・・・じっくり研究して・・・

一度は専門の業者さんに相談したほうが良いと思います・・・。

建築現場で、暖を取るのに・・・一斗缶で端材を燃やしていた時代や・・・

木材加工の会社など・・・事務所にだるま薪ストーブが置いてある時代もありました・・・。

囲炉裏の生活をした事はありませんが・・・薪を燃やした煙や熱が直接部屋の中に漂う・・・

キャンプや・・・旅館にでも行かないと、なかなか体験出来ないイベントのようになっています・・・。

マッチを擦れない・・・そもそもマッチを知っているのか?・・・

悪戯が出来ないように点けずらいライターになっていたり・・・

石油ストーブも、電池で着火するお手軽で安全システムでは・・・

直接火を使うような暮らしでも無くなり・・・火を付ける習慣も無くなってしまいました・・・。

危険なものは排除する・・・・あまり極端すぎれば・・・それは逆効果になる場合もあると想うのですが?

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温泉

2018年12月28日 | 古民家

 寒い冬・・・・雪景色を眺めながらの露天風呂は・・・至福のひと時ですね・・・・

地震大国・・・?・・・・ともなれば・・・火山も多い・・・とくれば・・・温泉も多い・・・

日本各地どこへ旅行しても・・・温泉にめぐり合い・・・温泉大国でもあるのかなと思います・・・。

温泉の条件・・・

1:源泉温度が25℃以上。または・・・

2:19項目の特定成分(水素イオン・フッ素イオン・重炭酸そうだ・遊離炭酸・・・・など)が一定量含まれていて・・・

どれか1つでも入っていれば「温泉」と言えるそうです・・・。

関東の温泉はコーヒーのような色で・・・一時期問題になった乳白色の温泉・・・

茶色の温泉・・・塩辛い温泉・・・ぬるぬるする温泉・・・

その成分で・・・体に良い効能もそうですが・・・見た目や香りでも癒しの効果があると思います・・・。

戦から逃れた山の中に湧き出る温泉を見つけ・・・その傷を癒した・・・

遭難した山の中をさ迷っていると・・・猿を見つけ・・・追いかけるとそこには猿の温泉があったり・・・

温泉が多いお国柄・・・昔から温泉にまつわるお話はたくさんありますね・・・。

家庭のお風呂事情は、昭和に入った頃でも・・・まだまだ銭湯文化が全盛で・・・

家庭のお風呂の普及はまだ少なく・・・お風呂があっても、まだ快適な空間と言う訳には行きませんでした・・・。

土間に大きな木桶が置いてあるようなお風呂・・・羽釜の大きい浴槽で、スノコを踏み付けながら入るお風呂・・・

薪でお湯を沸かすお風呂から・・・浴室の隣にガス給湯器が置いてあるお風呂・・・浴槽のすぐ横に給湯器が置お風呂・・・

時代事の積み重ねで、今の生活があることに感謝して・・・

自然から受ける恩恵を忘れないようにして・・・これからも温泉を楽しめる環境を残していければと想います。

 

 

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2018年12月27日 | 古民家

 1月1日が来ると・・・・旧暦・・・新暦を考えてしまいます・・・。

明治5年12月2日の翌日・・・突然明治6年1月1日となった新暦・・・・。

当時、徳川幕府から政権を取り上げた(引き継いだ)新政府の財政事情がおもな理由で・・・・

とても中途半端な時期に改暦があったようです・・・。

国民の生活や・・・日本の四季・・・自然に沿った暮らしむきは無視され・・・

あくまでも新政府側の都合で改暦されてしまいました・・・。

暦とは・・・日の出や日の入り・・・月の満ち欠け・・・潮の満ち引きなどを体系立てて、表にしたもの・・・。

簡単に言えば・・・地球の自転・月の公転周期・・・その両方を根本にして考えられた表が、今のカレンダーと思ってください・・・。

太陽暦・グレゴリオ暦・ユリウス暦・太陰暦・太陽太陰暦・・・などが主な暦で・・・

現在はグレゴリ暦に準じた暦を使っているそうですが・・・・明治5年以前は・・・太陽・太陰暦の一種、天保壬寅暦を使っていたそうです・・・。

国を任せられている方々の考え方は今も昔も変わらないようで・・・

作物の収穫や・・・季節の変わり目に行う行事や習慣も関係なく・・・・改暦してしまうので・・・・

夏至や冬至・・・・節分・・・節句など・・・なんとなく季節感が合わないように感じる方もいらっしゃると思います・・・。

でも・・・・改暦は明治の一回では無く・・・・江戸時代には5回ほどあったようなので・・・

時代と共に少しづつ習慣も変わってきたと思いますし・・・気候の変化もあるので・・・

無理やりな改暦は否めませんが・・・人による自業自得的な環境変化が、伝統にもゆがみをもたらしていると思います・・・。

環境負荷の少ない暮らしは・・・・昔の暮らしでも・・・今の暮らしでも・・・なかなか難しいと思います・・・。

毎日の暮らしで・・・環境の事をほんの少し考えながら生活すること・・・・

大切な資源を大切に・・・最後まで使い切る・・・お手本になることはたくさんあります・・・。

日本らしさ・・・・・・四季はとても大切な自然の文化です・・・。

いつまでもその良さを残せるような・・・・自然と仲良く出来るような暮らしが出来れば良いと想います。

 

 

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