暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

女子

2018年03月31日 | 古民家

 ある居酒屋を経営している方とその居酒屋で飲んでいると・・・・

話をしていても、何か上の空・・・

質問すると・・・ワンテンポ遅れて、微笑みながら答えてくれる・・・

少しすると席を立ち・・・お店の外へ行ったり・・・厨房へ行ったり・・・

従業員の動きや・お客様に対する動きや・声掛けの様子が気になってしょうがないようでした・・・

社員でも弟子でも後輩でも・・・そして子供でも・・・教育や指導・・・育てていくのは大変です・・・

良い人材・・・それぞれの職種にあった人材が広く求められていますが・・・

今は、どこも人手不足・・・

建築に関わる職人さんもかなりの人手不足です。

「きつい・きたない・きけん」・・・ガテン系の代名詞ですが・・・

そんな男の社会に女性の姿が多く見えます・・・

一緒にいる古株の職人さんはおっかなびっくりで対応していますが・・・若い男の子より・・

結構、根性があったりするようです・・・

宮大工さんのような特殊な仕事は、まだ女性の登場が難しいようですが・・・

やってみたいと言う声は、聞いた事があります・・・・

酒蔵の蔵元が女性の方はたまにいるのは知っていましたが、女性の杜氏さんも最近はいるようで・・・

はるか昔は、女人禁制・・・女性が蔵に入ると腐造の原因となるような言い伝えもあるくらいでしたが・・・

時代は確実に変わってきています。

(腐造:仕込中のもろみや、お酒が白濁したり、酒質が変わったりする事)

女性の力が無くては物事が進まないような場面もあります・・・・

地域再生にも女性の力・・・結束力はすばらしいものがあります・・・

女性同士のいろんな問題もあるとは思いますが、皆が力を合わせて・・・一丸となって活動する・・・

居酒屋の店員さんも、社長さんに細かな動きを見られて息が詰まるかも知れませんが・・・

見ていてくれる・・・気にしてくれている・・・

目を見て真剣に向き合ってくれている・・・その気持ちが伝われば・・・

いつか、その気持ちに答えてくれるようになると思います。

地道な努力はきっと報われると信じています。

 

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偽者

2018年03月30日 | 古民家

 お風呂に畳が敷いてありました・・・

ポリプロピレンの糸で編んだ畳・和紙を紙縒り(こより)にしたものを編んだ畳・・・・

子供の頃、体育の時間に柔道の授業で使っていた畳は・・・

厚手で、薄緑色したビニールの表面が畳のゴザのような模様で・・・

畳の心地よさなんて無い実用向けの畳を使っていた想い出があります・・・

和な感じを出す演出が、湯殿の床に畳を敷くアイデアになって・・・

素材をいろいろ試して、ポリプロピレンの畳を作ったのでしょうか?

初めて見た人は少し驚かされますが・・・最近では床材や・アルミの玄関扉・・・

外壁財など・・・本物と間違えるくらい良く出来たフェイク(偽者)がたくさん商品となっています・・・

自然素材より強くて、お手入れいらず・・・傷も付きにくいなど・・・

無精者にはうってつけ・・・(個人的な感想です・・・けっして馬鹿にはしてはいません・・・)

でも・・・一度傷か付けば補修は難しく・・・張替えや交換するしかありません・・・

自然素材は傷が味となって・・・経年変化が深みとなって素材が生きてきます・・・

汚れて傷が付いて見劣りしていく姿と・・・

汚れて傷が付いて存在感を増していく姿とどちらが長く使えて愛着が持てるでしょうか?

手間をかけて愛情を注げば、手間をかけた分、すくすく育つのはどんなものにも言えます・・・

すべてを否定する訳ではありませんが、目先の事に目を奪われないように・・・

視野を広げて固執しすぎる事のない物の見方でいたいと思います。

 

 

 

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骨董

2018年03月29日 | 古民家

 今も昔も、掘り出し物・珍しいもの・・・収集するのが好きな人はいたようで・・・

全国で定期的に開催されている「骨董市」は多くの人が集まります・・・

全国から業者さんが来ていて、どこでこんなものを集めてくるのか・・・?

こんなものがそんな値段するの・・・?

これは何・・・・・?

そこまでの収集癖があるわけではありませんが・・・

「車」・「時計」・「カメラ」・・男の三種の神器・・・?

と、いわれるものは、人並みに興味があるので・・・骨董市・・と言われれば・・・

行ってみたくなるのですが・・・

以前見に行った骨董市で、大きなワゴンに大小混じったいろんな箱が無造作に置かれていて・・・

お客さん達は、その箱を開けて中に入っているものを物色していました・・・。

¥500~¥1,000-ほどの値段らしく・・・かなりの人が群がって・・・

初心者には入っていく隙が無い感じで・・・・・

空き家の相談があったり・・・古民家を見させて頂く機会があったりして、建物の中を見ると・・・

家具がそのまま残っていたり・・・処分される前の生活道具や本・写真など想い出になる様なものまで・・・

そっくりそのまま残っていたりしました。

そんな行き先の無い品物が廻りまわって、骨董市などに出品されるのでしょうか?

来ているお客様は、30~40代の方もちらほらいましたが・・・

ご年配の方々が多くて、外国の方もかなり目立っていました・・・

不謹慎な話ですが・・・そんなご高齢の方が買ったものが・・・廻りまわってこどこかの骨董市に出されるのでしょうか?

器や布・生地などは昔から使い込まれて、とことん再利用されていました・・・

そんな事を思うと、回りまわるのも悪くは無いのかな・・・と、思いますが。

古民家のような大きなものは、蕎麦猪口を買うように簡単にはいかなくて・・・

材料として使われればまだよい方ですが・・・リサイクル法の法律に合わせて、リサイクルされて・・・

加工建材の材料になったり、最終的には燃やされたり・・・

二度と手に入りません!!と言われれば、収集家として買わないわけにはいけません・・・!(そんな事は無いですヨ)

古民家に使われている材こそ、二度と手に入らないものばかりです・・・でも・・・

太い柱を有効利用出来る方は少ないです・・・

古民家の価値を解って頂き、住まいの中古市場がもっと動くような・・・

再利用や移築が当たり前のようになって・・・そんな市場(古民家骨董市)が出来ないかなと思います。

 

 

 

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癒し

2018年03月28日 | 古民家

 車で移動中・・・安全運転に心がけながら・・・移動していて・・

後で人から「手を振ってたのにぜんぜん気付いてくれなかった・・・!」

そんな事をたまに言われます・・・・

自分は社名の入った車だし・・・相手は普通の乗用車・・・それは無理ですよ・・!

そう思っていましたが・・・何気なく歩いていて、前から来る人とすれ違いざまに急に声を掛けられて・・・

あっ!〇〇さん!!ってぜんぜん気付いていない事もありました。

意識が他に向いていたからなのか?周りを気にしない性格なのか・・・・?

以前もお話しましたが、一緒に旅行に行った仲間達で、同じものを見ていても・・・

想い出に強く残ってい部分は人それぞれ・・・

子供が急に、あの時の赤いクマはどうしてスプーンを持ってたの?・・・なんて聞かれて・・・

何の事だか解らず・・・いろいろ聞くと・・5年も前、近くに出かけた時のお店の看板の絵の事だったり・・・

意識を向ける方向や対象となるものは、人それぞれあるのかなと思いました・・・

ゴミが落ちていたら拾わないといられない人・・・困った感じの人を見ると声を掛ける人・・・

車の運転で必ず道を譲る人・・・性格もあると思いますが・・

育った環境の影響・・・親の影響・・・友達の影響・・・社会の仕組みの影響・・・

個々に影響はあると思いますが、それが苦痛と思う人と、当たり前だと思うかで・・・

同じことをするにしても心持が違ってきます。

それは相手にも伝わると思います・・・

現代人のイライラ・短気・すぐキレる・・・・・住環境・食環境の乱れ・・・仕事環境もあるかも・・・

癒しを求める人が増えて・・・救いを求めてたどり着く場所のひとつが・・・古民家なのでしょうか?

 

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見せ所

2018年03月27日 | 古民家

 映画館で映画を見みたのはいつだったろうか・・・?

TVで見るのとは違う、迫力や臨場感は映画館ならではの醍醐味だと思う・・・

音やカメラのアングルの違い・・・色彩だけでも、迫力・恐怖が伝わってきました・・・

物語の巧みさも、難しさも、もう一度見たいと思わせる仕掛けなのか・・・・?

最近の映画でもすばらしい映画はたくさんあるのでしょうが・・・CGになれてしまうと

心を揺さぶられるような刺激を体感できていない気がします・・・・・

五感で感じる・・・・

始めはゆっくり、歯がゆいようなやり取りから・・・次第に多くの情報が入ってきて・・・

混乱する中、急に視界が広がるような展開・・・・・今まで疑問だった事・・・忘れていた事が

最後に一致する・・・・そして終末を迎える・・・。

視覚だけに頼らずいろんな仕掛けがあった映画は・・・CGのない時代、いかに臨場感を持たすか・・・

そんな撮影の工夫や努力が監督の腕の見せ所だったと思います。

建築の技術も、毎年新しいものが開発され、快適な住まい作り、安心・安全な住まい作りに

なってきていると思います。

楽しくて、穏やかな暮らしが一番よい事だとは思いますが、人が作った空間・・・人に作られた環境・・・

そんな中で生きるているだけでは、人間らしい暮らし方ではないような気がします・・・

映画が手作りな時代、今とは違う苦労が、作り手にはあったと思いますが・・・

その達成感は、五感で感じられたのでは無いかと思います・・・

日々の暮らしが楽しく・穏やかで・自然を感じ・・・・

自然がある暮らしが当たり前に続いて・・・

次の世代にも同じ暮らしがしてもらえるようなそんな生活や暮らし方は・・・

これからの自分達の腕の見せどころになるのだと思います。

 

 

 

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