暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ガラス

2023年04月23日 | 古民家
 大きな鏡に、木の香りと・・・ガラスの薄さにボンヤリ明かりは、いつもほのぼのを迎えてくれる・・・。
町の通りの人の流れに・・・いくつも流れる人の影は、いつしか落ち着く場所になり・・・
どことなく寂れた看板も屋根も・・・歩く人も、流れる音楽も・・・
点と点が繋がって・・・帰る場所と、旅立つ場所になる・・・。

人が人を求めて・・・人は場所を求めて、それでも過ごすうちに芽生えるのは・・・
何処か見た事があるような・・・来た事もあるような不思議な場所を夢に見て・・・
記憶を頼りに探してみても・・・そこにあるのは忘れたい想い出と、楽しい想い出がカラ廻る幼い場所・・・。

おままごとの様な暮らしの中で・・・繊細な時間を過ごしても・・・
その時に必要なのは驚きと慌ただしさで・・・ゆっくり流れる暮らしは次の次で・・・
待ちわびる宴の中に・・・次の先の先がどれだけ輝いているのか思い浮かべていると・・・
遠い昔の記憶は薄れてしまい・・・目まぐるしく・・・慌ただしく行き交ううちに・・・
薄汚れたガラスを透かしてまかり通るおひさまが・・・いつの日か落ち着く居場所になる。

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