失うモノの美しさに酔う中で・・・
探し、さ迷い・・・仰ぎ、振り向いて・・・
消えてしまいながら駆け出しても・・・
見えない姿の幻想は・・・写真も記憶も想い出さえも・・・
嘘の陰りに気付きながら・・・亡くなるすべての埃に取り払われてしまう・・・。
遠い記憶に偏りながら・・・失う儚さに、笑える姿と嘘は無く・・・
見失う町並みと・・・人の流れを切り替えられるほど・・・
生き死にと、交わるまでには行かなくて・・・
新しい町に生きる姿を遠くで見つめ・・・古い影は褪せて行く・・・。
解体されて行く空の向こうに・・・蘇る景色が大きく広がり・・・
元に戻ろうと・・・一生懸命探しているようで・・・
切り取られて過ごした時間は、命を考え・・・
借り物の過ごし方に・・・そうそう違いは無いとしても・・・
渡すはずの預かりものに・・・無くしてしまう手立ては追い付かず・・・
今日も忘れた町に・・・想い出が仕舞われて行く。