くすぐるように昔話しを読み聞かせ・・・
悩んで笑って、まどろみながら・・・呪文のように・・・
届く眠りの中から手に入れるのは・・・
今日の出来事が、やさしく夢に出迎えられるようにと・・・
大声あげて泣き笑いが・・・生まれるように現れて・・・
コトコト耳元で語り継ぐ・・・。
たとえようの無い1日を、何度も何度も飛び超え・・・
影絵を眺める幼い記憶は薄らいで・・・
夜な夜な頭を撫でる暖かさに・・・
幼く残る記憶の束は、渡されて行く・・・。
寝かしつける母の声を・・・伝えるやさしさに・・・
気付き・・・真似て見るほど癒されて・・・
揺らぐ背中の大きさに救われると・・・想いは語り継がれ・・・
さほど興味も無い屋根の下は、包み隠さず守られて・・・
和気藹藹と造る未来は・・・生まれたての姿のままに・・・
触れ合う印は・・・伝わり生まれるのかも。