暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いつもの事

2023年12月26日 | 古民家
 抱えて涙が出るまでに・・・手でふさぐ余裕も無いほど落ちこぼれ・・・
止めどない想いに熱くなるはずなのに・・・遠い空の、近い場所から・・・
細い目で囁きながら・・・自分で慰め合うには早すぎて・・・
想う相手の指先にさえ、届かない気持ちに精一杯の・・・言葉は裏腹に泣き始め・・・
泳げるくらい目の奥に・・・しゃがれた顔が映っている・・・。

一度、あるか無いかの出来事は・・・そこいらに転がり待ち伏せて・・・
気付いて拾うか・・・蹴飛ばすか・・・
見えてる僕には拍子抜けの・・・いつものことさ・と、息を吸う・・・。

限りがあると知るには、追いつけない暮らしを・・・
部屋の隅っこで・・・カラカラ煙に巻くおじいさんは・・・
知らない時代の・・・限りある最後を楽しんでいるのか・・・
昔話を・・・面白おかしく紡ぐのか・・・
やり慣れない仕草を、時代のせいにして・・・
墓場までの切符に落書きしながら待ちぼうけの・・・
孫には語り・・・感傷の綴りがきっかけの、古民家暮らしに皺を寄せ・・・
集めた記憶はこぼれそうに・・・拾い集めながらのひと時を・・・
精一杯の笑顔で並べると・・・届く先に意味は残るのかも。


コメント
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