暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

風土

2023年11月07日 | 古民家
 虫が飛ぶように・・・無風の中でなびく音が鳴り・・・
光る音を拾いながら雲間を見れば・・・
恐れの灯しは横を走り・・・空ける間もない黒い雫は、バタバタ耳を揺らし・・・
静けさを奪いながら、夜は造られ・・・
四季の隙間を走って行く・・・。

和の室来に、挑む心構えを受け取るほど・・・
日に日に暮れる時間のもどかしさを数えてしまうと・・・
どれほどの手数を指折り数えて・・・家事の一切に身を任す意味を知り・・・
捧げる時間の愛おしさを・・・頭で理解し得る境地には至らないと、感じ始める・・・。

掃き掃除に拭き掃除・・・食事の支度は3度の始末で・・・
買い物や赤子の世話と・・・老父・老婆が付いて来て・・・
目まぐるしく変わる事のない毎日に・・・色めく出来事もさほどないと勘付けば・・・
畳に障子や襖の手入れは・・・いつもの調子で抱え込んでしまう・・・。
風土の暮らしに息も絶え絶えの・・・日本の伝統を重く受け止め・・・
技は時間を求め・・・暮らしの中で手間を頂き・・・
末永い関りに・・・預けた時間がゆるりと繋がれば・・・
愛おしい暮らしは・・・続いて行くのかも。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする