暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

振り出し

2023年11月02日 | 古民家
 大事な片方の仕舞かけを・・・サラリと見分けて忘れ去り・・・
後生大事に振り分けて・・・語らぬが勝ちと手に取り眺めても・・・
数十年と変わらぬ姿をウトウトと・・・
夢見心地に、進まぬ先の・・・人生模様と色分けして・・・
つぶさに光るほど、彩り良くも無い振り出しに戻ってしまう・・・。

ツギハギだらけが美しいと・・・欠けた想いを美しさに変えて・・・
古いを汚いと、はき違え・・・おさがりと、もったいないは声を上げ・・・
角度が変われば言葉も造られ、羨ましそうに・・・
はき違えた、見かけだおしについて行くほど・・・
見知らぬ遠くで顔を上げれば・・・白い世界の同じ顔が・・・
無表情の中で霞んでいる・・・。

ようやくたどり着いた先に・・・暮らしは望んだカタチに積みあがっても・・・
風吹く森の騒がしさに・・・へこたれない香りが鼻をくすぐり呼びかけて・・・
影の時間は、無くなりもしない記憶につかまりながら・・・
過去を手前に灯しをかざして・・・
進めない道を・・・無邪気に廻り続けるのは・・・
夢も・・・理想も、こだわりも関わらない・・・
振り出しに戻る・・・サイコロを待っているのかも知れない。
コメント
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