暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

追いかける

2023年07月10日 | 古民家
 整う町に音符と踊りながら・・・ポロポロと歌う楽器と古民家は・・・
瘦せこけた暮らしの古い町並みに・・・艶が生まれ・・・
夕暮れに打ち寄せる・・・打ち水の涼も、不意な夕立に沸き立つ帳の始まりも・・・
自然と暮らしが寄せては返し・・・追いかけっこが続いて行く・・・。

眠ってしまう古民家の空き家に・・・迎える来客は少なく・・・
久方ぶりに出会うのは・・・鼻息も荒い、大きな眼の大人達で・・・
湧いて出た絵空事に飛びつくように・・・持て余す暮らしを変えようとする・・・。
伝統と文化を彩る町や人が・・・どこにいるのか、誰の暮らしか解らない街へと作り変えられて行くのを見ていると・・・
誰もが幸せにはならない町作りが廻り始め・・・人も地域もやせ細って行くのかも知れない・・・。

カラフルがずいぶん増してはみても・・・並ぶ笑顔の人の波はいつも変わらず・・・
子供だましに我を忘れて楽しむ子供の姿は・・・自分も知らない時代から、今の今まで・・・
そこまで変わる様子も無く・・・じゃれ合う店主と子供の掛け合いがひびいていると・・・
夜店の軒下には・・・社会の縮図や暮らしのリズムが、善悪関係なく生まれて騒いで・・・
時間が無限に続く一瞬に・・・大人も子供も贅沢な笑顔を持ち寄り合いながら・・・
繋がる地域は・・・細々と走り続けられるのだろう。

コメント
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