暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

溜める

2023年06月21日 | 古民家
 命を削り合う出来事が行事のように始まり・・・
終わりと始まりは・・・背中同士の出会う事無い、離れもし無い・・・
気の遠くなるほどの繰り返しが・・・気付けば不思議にみんな一緒でも無く・・・
神秘の風景や・・・夢のような出来事にも映るけれど・・・
それだけ厳かな時間と営みが・・・悲しい出来事に映る事もある・・・。

ザーザーと・・・手鋸は声を上げて命が削られ・・・
人の命を越える命が・・・森の中で声を上げて倒れて行く・・・。
まねの出来ない倒木の音は、峰を駆け抜けて・・・木々は答えるように葉を鳴らし・・・
生れて100年森を守り・・・この先人を守る礎になれば、またその先の100年も繋がる命は・・・
静かな声えで唄いながら・・・未来の暮らしを守ってくれる・・・。

大きな力を使うには・・・溜める時間も大きく長く、バランス良く手を取り合い・・・
小さな人の手は・・・時間と手間を惜しまずやりくりして来たけれど・・・
技術の中に無理は溜まり・・・守られない森に痩せた木々は、自然の巡りを動かして・・・
命のやり取りも生まれ変わりも・・・不自然な様子に気付かなくなるのかも知れない・・・。
伝統の技術に残されて来た・・・技を身に付け、気が遠くなる経験は・・・
自然に敬意を払う・・・時間を溜める、大切な営みなんだと思う。
コメント
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