暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

様子

2023年06月20日 | 古民家
 手を伸ばしたところで・・・空に頭がぶつかる訳でも無いのに・・・
子供の頃から見上げる空の高さと・・・成長して、少し届きそうでも無い空の低さは・・・
意味無くドンヨリ気持ちは曇っても・・・50年ほど暮らした雲はどこも変わらないみたいで・・・
この先も一緒に過ごす空の下に・・・様変わりする町は、小さく離れて行く・・・。

目の情報はウソをついて・・・すぐに騙され曖昧に・・・
真っすぐも・・・直角も、ふとした仕草で勘違いが生まれてしまい・・・
お化けや珍獣の類が・・・それぞれに生み出されて未確認物体になれば・・・
引っ込みつかない記憶が躍り踊って・・・昔話しや、神話になる・・・。
明治の村が残る姿は消えて・・・大正の村は見つけられなくて・・・
昭和の町はチラチラ出会い・・・平成の街とガヤガヤすれ違えば・・・
令和の街と一緒に暮らしを語っている・・・。

障子の灯りを追いながら・・・薄昏の庭の植え込みから伺えば・・・
影で気付くあの姿にドギマギと・・・時間と場所が人を変えて・・・
美しくも無く・・・可憐でも無いと感じた幼い心に・・・
昨日と今日の成長は目を見張り・・・心の中に窮屈な隙間は生まれる・・・。
味気ない町の様子に・・・暮らしの影は薄く、かくれんぼに置いて行かれた子供の寂しさは・・・
古い住まいの暖かさに・・・安心の懐は満たされるのかも。







コメント
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