暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

包まれて

2023年05月31日 | 古民家
 どこへ行くにも誰かとすれ違い・・・声を投げては受け止め、大きく包まれて・・・
振り返ると・・・そこにある暮らしが特別だと気付くには・・・
知らぬ間に忘れて沈んで行った・・・文字では伝わらない住処があった・・・。

蜘蛛の子を散らすように町を離れ・・・たどり着く場所は愛想良く・・・
笑いや悲しみを何度も受け取るには・・・一人では多すぎて・・・
分け合う事も出来ないまま・・・いつまでも歩き続けてしまうと・・・
居場所を変えた理由が解らないまま・・・曇りのち晴れを仰いで・・・
傘をさしながら歩くのも忙しく・・・ずぶ濡れのまま歩くには、ずいぶん冷たい雨が続いているような気がする・・・。

囲炉裏の煙でむせ返り・・・染みついた煤埃りに懐かしさを感じ・・・
煙は萱を守り暮らしを守るけれど・・・寒さや暑さにこだわりは無く・・・
施設や文化財の住まいでは・・・快適な住まい方とは思えなくなり・・・
古民家の住まいは・・・いつのまにやら、何か特別な居心地の場所になっている・・・。
頑張り過ぎない暮らしがどちらなのか・・・たどり着いた場所で違っては来るけれど・・・
自然や人に包まれ一緒に歩ける暮らしが・・・無理なく過ごせる時間のような気がする。


コメント
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