暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ブレる

2023年05月06日 | 古民家
 古い町に重なる幾重もの音・・・
左官の壁と・・・大きな梁は、奏でる音をガラガラ弾きながら・・・
古い佇まいと・・・歴史ある音楽は寄り添い歩き・・・
文化の違いも・・・時代のブレも隠れるように、どこまでも混ざり合って行く・・・。

新しいモノと・・・古いモノの共演に浮かぶのは・・・
ズレる感覚の歯がゆさに、揺さぶられて味わう心地よさがあるのかも知れなくて・・・
土蔵の中でチグハグ跳ね回る音の響きも・・・どこかで聞いた懐かしさを届けてくれる・・・。

古い街道や・・・宿場町、保存される町並みで始まるジャズやクラッシックの演奏は・・・
立派なコンサートホールや、音楽堂で聞くには物足りない音でも・・・
耳に感じる景色や・・・空気や・・・時代の足跡が・・・
数字では表せない特別な時間を届けてくれる・・・。
歴史の情報を受け止めて発信していた場所であり・・・時代の交差点だった場所の役目を終えても・・・
継がれて来た古い町には・・・どんなものでも受け止めてくれる大きな文化が残り・・・
ブレる事無く・・・この先の暮らしや文化を支えてくれるんだと思う。

コメント
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