暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

運ぶ

2023年05月02日 | 古民家
 ほどよく日焼けのおひさまに・・・広がる傘の葉の下は・・・
居心地も軽やかに・・・パステルカラーと相まって・・・
春風と歩きながら・・・暮らしは温もりに包まれて行く・・・。
機嫌よく踊る洋服も・・・風通る小さな声も・・・
しっとり乾いた景色と一緒に・・・極彩色の音色を運んでくる・・・。

知らずに通り過ぎる時もあれば・・・思わず踏みしめてしまう時もあって・・・
見ているのに気にも掛けないのは・・・豊かさのご褒美なのか・・・
飽食の時代からかけ離れた時分が・・・つい、そこらに転がっていたけれど・・・
豊かさの意味合いがどこまで変わり・・・どんな風に変えられてしまうのか・・・。

後、20~30年もすると・・・大工さんや左官屋さんは半分ほどに・・・
離農する農家も増えるのは・・・継がせるには忍びない仕事環境と見通せない将来がある・・・。
プラモデルの住まいが出来上がり・・・大型工作機械で大規模農場が生まれ・・・
伝統の技術や・・・経験や勘に頼る業は失われ・・・
データで守られた住まい方が増えて行き・・・。
人も減ると・・・空き家も生まれ、親世帯が旅立てば・・・
そこには、快適で面白くも無い新しい空き家が、ニョロニョロと育ち・・・
家族も地域も・・・隠れた文化に挟まれて、覚えられない記憶へと運ばれて行くのかも。








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