暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

面影

2023年04月25日 | 古民家
 見下ろす谷間の隙間の底に・・・押し黙ったままの姿を見つけると・・・
そこまで遠くもない、昔を語りだし・・・映し出されるありのままは・・・
日本の伝統文化の、残り香なのかも・・・。

迫る文化に未来を乗せて・・・どこもかしこも異文化を受け入れて・・・
社会の成長に暮らしも人も前に進んでいた頃は・・・
振り向きもせず・・・脇目も降らずに歩いていたけれど・・・
波のように降り注ぐ中にいると・・・ずっと沈んで廻りも見えなく・・・
訳も解らず・・・流されているのかも知れない・・・。

日陰に佇む古民家の両手には・・・新しい町が生まれ、新しい暮らしが続いて・・・
隠れるようにその姿は記憶から薄くなると・・・面影のように誰かが夢に見て・・・
いつまでもそこで暮らそうと・・・根を張る姿はビルの谷間にひっそりと・・・
今でも時の姿を映している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする