暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

なすがまま

2023年04月10日 | 古民家
 華やかし村や町・・・いつしか用も無く、急ぎ通り過ぎるようになると・・・
兵どもが夢の跡、と・・・遠い夢の世界に消えて行く・・・。
今では様子も伺えない、文化の生き様だった場所が、そのまま残される場所もあれば・・・
遺跡や遺構となって・・・自然に帰ろうとしている場所もある・・・。
歴史は人の手で綴られ・・・上書きも、脚色も出来てしまうけれど・・・
自然に任せる時間の流れは・・・なすがままの力にゆだねられて行く・・・。

地方都市の元気な暮らしがもう一度生まれ変わろうと・・・着飾っていた施設が姿を変えて・・・
若者や移住者の力で、少し元気を取り戻している・・・。
一度遠くに足を向けた人も・・・変わる社会の流れにかき回されて、もう一度元の場所に立つ人もいて・・・
多くを混ぜこぜにしてしまった人達の暮らしを・・・ゆっくり落ち着かせるように・・・
次の世代が、小さく舵を取り・・・反対方向に回し始めているような気がする・・・。

地方の古民家や古い商店に施設は・・・今でも言葉少なに残されて・・・
首都圏に近い古民家は・・・その価値も見てもらえないまま姿を消してしまう事も多くて・・・
偶然の出会いやきっかけで・・・お店や施設にお色直しはされても、継続的に残る命も多くは無く・・・
困った昭和の空き家が放置され・・・闇に埋もれるように・・・
おしとやかに隠れている古民家は・・・古い空き家として右から左へと処分されてしまう・・・。
複雑に絡まった大人の関係が・・・地域や町に残る住まいの枷になり、息を吹き返す一瞬を逃しているような気がします。





コメント
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