暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

装い

2023年03月23日 | 古民家
 急き立てられるように春が降りて来る・・・
かと思えば・・・春は風も雨も手を繋いで通り過ぎ・・・
うっかりすると梅雨に出くわし・・・ソロソロと日照りの中に吸い込まれて行く・・・。

うっかりすると忘れてしまいそうな事だらけで・・・季節を糧に暮らしを整えると・・・
こんなにも毎日が彩られるかと思うほど・・・目の回る忙しさで・・・
何かと手仕事の時代こそ・・・四季を相手に気ぜわしかっただろうに・・・
艶のある毎日を送っていたのかと・・・うらやましくなるけれど・・・
いざ自分が立ち上がれば・・・どこまで覚えていられるのか空を見上げ・・・
いつの間にやら夏の雲を探している・・・。

下駄箱の上に季節の花が浮かんで・・・
暖簾が季節の香りを運んで来る・・・。
古民家の空き家に、桐ダンスは行儀よく並んで・・・
今度は誰れが開けるのか・・・当分あても無く・・・
こまめに気をかけてもらえた暮らしは・・・箪笥の中にも四季が訪れて・・・
せわしく・・・季節の便りを届けてくれた・・・。
住まいの中で変化する装いは、豊かな暮らしに目を向けさせてくれます。
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