暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

芽吹き

2023年03月19日 | 古民家
 ポリポリの枝を大きく広げて・・・寒さはしのげもぜず・・・
鳥は飛ばされまいと追い越してみても・・・隠れる木々を探して飛び回り、から廻り、落ち葉のように流れて行く・・・。
芽吹きの時は薄紅色の空模様に見えて・・・待ち遠しさに暖かな時間は短く過ぎ・・・
すれ違う速さに・・・季節は駆け足の顔で入れ替わる・・・。

障子の隔たりは、手を伸ばせば壊れてしまう儚い壁でも・・・
淡い白紙越しの外の景色や・・・部屋の暖かさは、遠く彼方に感じて・・・
薄くても、そこに居てくれだけで感じる・・・和のしつらえに、温かさを感じる・・・。

雨の日も・・・風の日も、カサカサ日照りの日も・・・
肌で過ごす暮らしが古民家の住まいには残り・・・感覚が残る全部が伝統の中には大切で・・・
指先で仕上がる姿は・・・測れない感覚の世界に立っている・・・。
たくさんに大量は機械が得意で・・・繊細過ぎて唯一無二は、伝統の技術が必要になるけれど・・・
多くの人にはあまり必要ないのかも知れない・・・。
そんな伝統だからこそ・・・出会う時のドキドキは、忘れられない芽吹き時になる。




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