暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

偶然

2023年01月24日 | 古民家
 悩んで絞り出して・・・何気なく思うがままに、人が造り出すモノは生まれる・・・。
手の平の上で転がるように、新しく古くて・・・いつも時代に寄り添って・・・
自然から偶然生み出てくる景色や出来事・・・人が生まれたことも不思議なら・・・
恐竜の暮らしも奇跡で・・・コロリと少しズレただけで時間は登り始め、思い違いが歩んでしまう・・・。

雲の形も大海原も・・・魚のカタチもカバの大きな口も・・・
切って貼って、丸めて叩いて出来たのでも無く・・・人の欲しがりは、こねくり回して仕上がったのでも無い・・・。
ほったらかしのままで・・・偶然生まれる世界に毎日悩まされている・・・。

木は雨に濡れると痛みが進んで・・・ふやけて乾いて、そのまま濡れたままだと腐敗して、いつの日かシロアリ達に狙われてしまう・・・。
乾燥しすぎれば隙間が生まれ・・・床板は鶯張りになるけれど、その音を心地よく捉える人もいるみたい・・・。
木目が整い・・・浮造りの杉板壁は、雨を素直に受け流し水キレ良くなり、お手入れしなくても・・・長く暮らしは繋いで行ける・・・。
火事の大敵木造の住いも・・・冬は風物詩のように見えるけれど・・・
単純でひと手間の暮らしが・・・木造の住いを守ってくれます・・・。
二度と同じ住まい方の無い伝統の住い方を・・・記憶に残し繋げて行ければと思います。
コメント
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