暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

愛でる

2023年01月10日 | 古民家
 踊る木々に、廻る木の葉・・・涼しく舞う土埃の様子は・・・
木枯らしに、春の嵐などと語られて・・・季節の風物詩になっていても・・・
受け取る心には儚くて・・・春一番と言われると、なんだかポヤリと暖かく迎えられる・・・。

谷の風や山の風は、自然の姿が造る季節の様子でも・・・街の中にはビルの谷間を抜ける厄介な風もあって・・・
摩天楼の街が生み出してしまう・・・派手な厄介事も出来上がっている・・・。
少し高台に登れば・・・町の姿を見渡して、朝日や夕日と顔を合わせるのも日常で・・・
自分が住む町の住まい方は・・・住み手しか知らない町の風景が、愛おしく思えていた・・・。

漆喰の白い町があれば・・・甍の黒い町もあり・・・
緑の町があれば・・・七色の町もあるのかも・・・。
色は町を飾るけれど・・・自然の山や川が織りなす町造りがあって・・・
自然を相手に、ずいぶん遡る暮らしは・・・当分懐かしさの中に浸かり・・・
思い返しはしてみても・・・残る古民家暮らしは魅力的に数も少なく・・・
素人も玄人も・・・どちらも削られ手が出せなくなれば・・・
お人形のように飾られてしまうのかも知れない・・・。
愛でるのでは無い・・・住まいとしての古民家暮らしを大切に繋げたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする