暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

迎える

2022年12月18日 | 古民家
 大きく音を飲み込んで・・・白い景色と空は黒く染まり、小さな瞬きは精一杯輝き・・・
山盛りの雪が耳を塞ぐように・・・年越しの暮らしは無音の中を走って行く・・・。
雪の国・・・パチリと弾ける冷たい空気は無口を装い、気にもしない足音が騒がしく響いている・・・。

暖かい年越しに威厳が無いとは・・・ウソになるけれど・・・
世界の半分が暖かく・・・その半分が寒いのかと思えば・・・
騒がしい年末の歴史が続いて・・・継がれて来た暮らしがあったはずで・・・
踊りながら新年を迎えるおしゃべりと・・・佇みながら新年にかしこまる年越しもあるのだろう・・・。

戦や病気・・・飢饉や災害に怯える暮らしの中で、1年を無事で過ごす幸せと・・・
新しい年を迎えられる喜びは、今では想像出来ない出来事だったんだと思う・・・。
古民家の暮らしが大きく変わって・・・古い暮らしに戻ろうなんて酔狂な人があまりいないように・・・
誰もが安定した楽な暮らしをしたいと思うのが当たり前でも・・・
繋がれて来た文化を守りたいと思う心が、僅かでも息づいて行けば・・・
そこに集い訪れる人がいるように・・・大切な歴史は繋がって行くんだと思う。

コメント
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