暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

語り

2022年12月16日 | 古民家
 海を遠くに仰いで見ると・・・どこまでも遠いその先が夢になり・・・
見えない社会のその先を想えば・・・どこまでも可能性が夢になる・・・。
狭い暮らしに異物が入り込むと・・・何かしらの騒ぎが燃え始め、火種は些細な事でも・・・
湧き上がる変化は、いつのまにやら影を落とし大きな炎へと変わって行く・・・。

噂話や言い伝え・・・あやふやな言葉が人を通して意味の違う話しに造り替えられて行く・・・。
写真や録音も出来ない世の中で・・・人づての情報交換は怪しくて・・・
尾ひれがぶら下がる物語の中には・・・面白おかしく、手前勝手に脚色されて・・・
どこまでが本当か解らないけれど・・・色付けされた伝言ゲームには、人の心を躍らせる楽しさもあるようで・・・
歴史に残るような史実の中にも・・・勝てば官軍、華やかな物語が時代と共に語り継がれるのは致し方ないのかも・・・。

手紙のやり取りにも、個人の想いが乗ってしまえば・・・大きく羽ばたく小説になり・・・
本当の話ばかりを語れば・・・いつのまにやら誰も耳を傾けなくなってしまうのかも・・・。
余裕は無くても心穏やかな暮らしは・・・言葉のやり取りも急ぐ事は無くて・・・
編むように言葉を交わせば・・・余裕も生まれて、暮らしも豊かになるような気がする。

コメント
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