暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

帰宅

2022年12月13日 | 古民家
 同じ毎日が・・・少しづつ動いて行く・・・。
毎日おなじ夕暮れなのに・・・季節で空の色は変わってしまい・・・
寒い時分は、あっという間に暗くなって・・・ずっと遊べるかと思うほど騒いでみても・・・
気付けば・・・足元もおぼつかないほど薄くなり、ボールの行方もどこ行く人・・・。

薄暗い街灯が寂しく電柱を照らして・・・帰る道すがら出会う猫も、自転車のおじさんも・・・
カタカタ歩くネクタイのおじさんも・・・
住いに戻る楽しさを投げ付けられているみたいに・・・邪魔者に目もくれず、誰かが待つ住まいへと駆け足でいる・・・。
夕飯どきの住いの中で・・・家族が集まる灯りが広がり、言葉少ない時もワラワラ騒がしい時も・・・
誰かが待つ住まいの温かさに・・・誰もが駆け足ではいられなかった・・・。

便利な暮らしに・・・自由な暮らし・・・
ずいぶん豊かになればなるほど、住まいからは遠ざかり・・・
いつの間にやら住まいに集いは少なくなって・・・ちぐはぐな時間の過ごし方に、家庭の明かりは冷たく灯る・・・。
住いの役割が大きく変わってしまえば・・・一人ぼっちの帰り道と、住まいに、行先は見えなくなってしまうのかも知れない。




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