暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

肉筆

2022年12月12日 | 古民家
 便りを受け取る淡いトキメキは・・・古い青春を切り取るようで・・・
ズキリと心が動く、驚きや喜びを感じるには・・・あっけなく思える出来事を・・・
何度も行ったり来たりしながら頭で悩んで・・・あきれるほど悩みながら時間を紡いでいるから・・・。
言葉に魂が宿るように・・・文字にも想いは巡り、アナログな姿カタチと唯一の文字に文章は・・・
ツラツラと読み進めば・・・メールを眺めるのとは違う、確かな感覚が染み出て来る・・・。

肉筆の文字を読みずらそうに・・・細い目を羽ばたかせてみるけれど・・・
100年前の文字でさえ・・・ちっとも理解出来なくて・・・
この先100年後はねじれるように変化してしまい・・・誰もが首をかしげてしまう文字を並べられてしまうのだろうか・・・。
手書きの道具が古い異物のように・・・触る事も叶わない骨董品になってしまうのかも・・・。

年賀状にラブレター・・・季節の挨拶に催事の便り・・・
整って印刷の、手紙やハガキに違和感は無く・・・目を細める仕草も無くなると・・・
姿の見えない誰もが文字の先には見えなくて・・・
手書きの文字の・・・キリっと文字や、フワフワ文字・・・
頼りない文章も誇らしく・・・書いている間はずっと相手を想い書き連ねれば・・・
書いた後も相手を感じて、余韻を眺める楽しさも残る・・・。
文字の中に顔が見える肉筆が・・・とてつもなく懐かしく思える。


コメント
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