暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

瞬き

2022年12月02日 | 古民家
 寒い雲と暑い雲・・・触るとやけどするはずも無いけれど・・・
眺めていると・・・モックリ雲は夏を思い出し、ヒラヒラ雲は秋や冬を思い出して・・・
額に汗してみたり・・・腕を組んで震えてみたりする・・・。
山の緑が深くなれば、胸が膨らみ・・・針金の枝に、黄色や赤が降り注げば、胸が痛んでしまうのは・・・
寒さや暑さが繰り返し・・・4つの世界が飽きもせず訪れる、この先も変わらない営みを想うから・・・。

数億年かけて地形は変化して・・・気候や生き物も入れ替わりながら自然は姿を変えて・・・
瞬きくらいの隙間でしか見ていない今に・・・大きな変化を感じると・・・
自然を操れない暮らしに抗うことなく、共存する暮らしを見続けてきたはずで・・・
地域で少しづつ変わる自然を相手に、独自の文化を積み上げて来ました・・・。

懐かしい家庭の味に、鼻を打つ幼い頃の香り・・・子守歌みたいな川の音は・・・
誰もが心地よいとは思わなくても・・・誰もが持っている自分だけの記憶になはずで・・・
無機質な生活に落ち着けば・・・繋げる暮らしは取り戻せなくなってしまう・・・。
瞬きの中の一瞬だから・・・大切に暮らした足跡は、大切に繋げられたらと、思います。

コメント
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