暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

支える

2022年11月24日 | 古民家
 手に余る大きな出来事を持ち上げるには・・・人の手を借りて、何か道具で工夫して・・・
一人の力の弱さと・・・人の秘める底力と、助け合う「結」の結束力の大きさを感じ・・・
自然の力以上にあやふやで神秘的な・・・人の可能性が暮らしを支えているような気がする・・・。

古くなった住まいを解体して・・・プラモデルのようにまた組み立てる・・・。
使える部分と新しくする部分・・・カタチを変えて別の場所で生かされて繋がって行く・・・。
住いの移築には、一筋縄ではいかない苦労と技術が大切で・・・
伝統的な工法と技術が絡まって・・・住まいは守られているけれど・・・
親やまたその親の世代は・・・出来る所は自分でやり切る、無いモノはねだらない根性と経験で染みついた技術も持っていました・・・。

家をそのままの姿で移動する「曳家」・・・傾いた住まいを垂直に戻しもして・・・
貴重な木材や住まいを守り・・・次の世代に残すべき、重要で伝統的な仕事でした・・・。
小さな力を組み合わせ・・・正確に安全に、正しい技術の積み重ねは・・・
もったいないをそのままカタチにした技術でも、見る機会は少なくて・・・
失われてしまいそうな技術でしたが・・・
大きな震災や自然災害などで見直され・・・住まいに限らずモノを大切にする暮らしには・・・
古くからある伝統の技術が・・・
自然と共存するにも、失ってはいけない暮らしの一部になっているんだと思います・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする