暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2022年11月21日 | 古民家
 ポタポタと歩いていると・・・後ろを振り返る時間はあっても・・・
立ち止まって考える時間はほんの僅かで・・・いつもそこの所でつまずいてしまう・・・。
古い町の入り口に立てば、そこにはモヤリと頭を駆けまわり・・・懐かしい記憶が浮かんで・・・
怖いとか、楽しいの唄が聞こえて来ると・・・
自分の中に漂っていて、説明出来ないもう一人が・・・飛び出て来るような気がする・・・。

田舎の土間の片隅に・・・フワンと感じて・・・
バス停を通り過ぎるベンチに・・・ストンと感じて・・・
裏山の・・・小さな祠の裏にパタリと感じて・・・公園のブランコの上にフラリと見かける・・・。
遠い時間をいくつも駆け抜けて・・・どれだけの暮らしが時を積み重ねて来たのか・・・
その町にいれば自然と流れて・・・たまに行けば偶然出会う・・・。
どこでも出会える暮らしの一部と・・・出会えなくなってるような気がします・・・。

扉が開かなくなってどれほど過ぎたろうか・・・
雨戸が開いて・・・眩しい笑顔を見たのは何時だったろうか・・・。
空き家の寂しさは・・・しぼんで行く暮らしを見るようで・・・
解体されて行く空き家の脇を通るのも・・・苦しくなるように・・・
高くなった目線で歩く古い町並みに・・・目に見えないたくさんの声は、遠く聞こえずらくなってしまったのかも知れない。


コメント
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