暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

成る

2022年11月06日 | 古民家
 生まれた所を遠く離れて・・・広い空に目をこすってみて・・・
同じ空を見ているはずなのに・・・そこには見慣れない不安な空が浮かんでいる・・・。
生まれてすぐに、何になるかが決まる世界に違和感も持てず・・・
一生変化も受けない毎日に・・・何を思い、何をすべきか考える・・・。

職人の世界に憧れや・・・夢を求めても・・・
妙な言い訳ばかりの現実と・・・廻りを目くばせしてみれば、やじろべえの暮らしに足元もおぼつかなく思えて・・・
朝から晩の繰り返しに・・・どこに居るのか解らない自分を見つけてしまい・・・
言い訳の中で・・・目の前が見えなくなってしまう・・・。

一握りの世界に・・・見上げる世界、上を見る事さえかなわない暮らしから・・・
夢みる夢さえ・・・夢のように手に入れられる暮らしになったけれど・・・
どちらが幸せなのか解らないくらい・・・複雑になってしまうと・・・
雑なようで素直な古民家の住まい方と・・・
整って複雑な新建材の住まいでは・・・どちらが居心地が良いのだろうか・・・。
故郷から出掛けて、いつの日か戻る訳も無いと言い捨てて踏み出しても・・・
見上げる空の違いに気付いて・・・立ち位置に戻るのは・・・
そこが自分の居場所だったと気付いてしまう・・・
大人になる・・・小さな旅は必要なんだと思います。

コメント
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