暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

何度も

2022年11月04日 | 古民家
  月を追いかけるでも無く・・・手を伸ばすでも無く・・・
静かに浴びる心地よさの季節に、風はたゆたい体を癒してくれる・・・。
季節も区切りの様子を迎えると・・・飛び込んで来るものすべてが様変わりで・・・
薄化粧の山も・・・川の光も、空の薄さも落ち着きを増して・・・
どこかゆっくり歩いている・・・。

ひと時を休む季節に森は静かに声を潜め・・・山の上ではキシキシと、寒さを蓄えて・・・
木々の伐採はこの先・・・寒さ震える静かな時期に行われ・・・。
水の吸い上げが少なく眠った時が・・・伐採後の葉枯らしにも塩梅良く・・・
倒伏して枝が折れても・・・影響が少ないと言われます・・・。

100年後の誰かの住いに・・・その、もっと先の200年までも使い続けられる住まいとして・・・
教えられて来た森との共存は・・・この先も続くはずなのに・・・
自然を利用した造りでは、どうにも居心地が悪いのか・・・
たくさんの資源が失われながら・・・住まい造りに大きな変化は浮かばない・・・。
何度も利用されて・・・育てて来た年月以上に自然にも暮らしにも寄り添う仕組み造りは・・・
ゆっくり歩み続ける暮らしだから・・・残されて行くのかも知れない。
コメント
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