暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

現実

2022年10月26日 | 古民家
 遊びや旅行は楽しいモノで・・・その日が来るのを今か今かと待ちわびて・・・
当日熱を出して休んでしまう・・・。
漫画のような出来事が、現実もあるようで・・・ジリジリしながら待ちわびる時間が一番楽しいのか・・・
遊んでいるその時が幸せなのか・・・思い通りにいかない現実もある訳で・・・
計画して夢見る時のほうが・・・自分の思い通りになって幸せなのかと思っても・・・
それは経験では無く・・・自分の目で見て歩いて触れる・・・
計画通りにいかなくても・・・そのアクシデントも思い出になる現実の経験が・・・
深い楽しみになるんだろう・・・。

バーチャルな世界は夢の中で・・・夢が現実になるとしても・・・
リアルが無ければ暮らしも文化も生まれないような気もして・・・
五感で感じる・・・一つの感覚を研ぎ澄ませる・・・
頭をだますような感覚だけでは・・・たくさんの関りの中で生まれる経験は育たないような気がします・・・。

土間を素足で歩く・・・木の柱を触り、ヒヤリと土壁に頬を寄せて・・・
若い草木のむせる青臭さを鼻に・・・不思議に染まる赤や緑や青の空を見上げる・・・
ピカピカと光る水面に・・・おひさまの明かりや街灯の灯り・・・
バーチャルを楽しんでも・・・リアルでないと受け入れられない感覚はあるようで・・・
自然の中からしか頂けない・・・特別な力がそこかしこに転がり・・・
無機質な空間に、人がいつまでも暮らすのには限界があるように・・・
人が造れない自然の中に・・・人が造られた自然の中だからいられる現実があるように思えます。



コメント
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