暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

充実

2022年10月23日 | 古民家
 柿色の肌になるほど、緩やかな橙色が広がると・・・
カサリと乾いた風が頬にあたり・・・もうすぐ迎える年の瀬を背中に感じる・・・。
1年が早いと思えるほど充実しているのか・・・まだまだゆっくり進む時間が幼いと感じられるのか・・・。

杉に桧は人気者で・・・誰もが知っている木材でも・・・
綺麗な板に仕上げられて、目の前に並べられても・・・どれだけの人が違いを知っているのか・・・。
欅や桐や楢はかろうじて名前は聞こえても・・・槐(エンジュ)・榎(エノキ)・貝塚伊吹(カイヅカイブキ)・・・
銘木と言われる木々がいくつも育ち、住まいづくりに生かされています・・・。

植物や動物は、長い時間を掛けて気候に合わせて進化して・・・人の暮らしも合わせて変化すると・・・
自然に合わせた暮らしが、どれほど無理なく進んでいるのか知っているはずなのに・・・
無理をしなければいけない暮らしに顔を向け・・・行き場の無い路地に入り込んでいるのかも・・・。
古民家の暮らしが寒いと言うけれど・・・程よい輻射熱に穏やかな手直しで暮らしは豊かになり・・・
行き過ぎないほどほどの中に工夫も生まれて・・・充実した毎日があるような気がします。





コメント
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