暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

雑で繊細

2022年10月13日 | 古民家
 カラカラと、風鈴の懐かしい音色に気付いて・・・
プカプカと・・・遠くから、パンや豆腐が届く便りのようにも聞こえて・・・
同じ音を聞いても・・・育った場所や文化が変われば、雑音の声にも聞こえるみたいで・・・
どうせ聞き覚えある音色なら・・・優しく響く音であってほしいと思う・・・。

川のように流れる車の音を消すように・・・合奏の虫の声も・・・
一対一で向き合えば・・・夏や秋を穏やかに感じる時間を過ごせて・・・
落ち着かなくなった毎日に・・・変わらない変化を手にしているみたい・・・。

自然から頂いた暮らしの中に・・・自然だから気を使わない日々を育て・・・
住まいや食べ物・・・道具に薬・・・無くては成り立たない、人の暮らしの土台が築かれている・・・。
積み上げて来た歴史には・・・いるモノも、いらないモノもたくさんあるけれど・・・
無駄なモノはどれも無く・・・回り道をしてもまっすぐ進んでも、挫折する時間は無いと思う・・・。
一瞬で出来上がる技術があっても・・・住まいが出来上がるまでにはたくさんの人や道具・素材が必要で・・・
ずいぶん時間のかかる間に生まれる余白があるから・・・成り立つ暮らしもあるように思う・・・。
雑なようで繊細な文化が・・・なんだかとても面白い。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする