暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

見守る

2022年10月11日 | 古民家
 ドタバタと雨音が走り・・・秋の長雨はおひさまを遠ざけ・・・
久しぶりに出会うと、秋の夜長を過ごす日々がやって来る・・・。
同じ顔を持つおひさまなのに・・・暦も深まると、どうして穏やかな温もりを運んでくれるのか・・・
寒さをしのぶ季節を前に、やさしい顔でいるのか・・・冬眠する動物達に穏やかな日々を過ごしてもらう為なのか・・・。

稲作の姿を横目で見ながら・・・ほのぼのあぜ道を歩けば・・・
トンボやアメンボ・・・オタマジャクシにオケラも走り回る・・・。
背中が海の・・・山が背景の田園風景は、今でもわずかに残る日本の原風景で・・・
いつまでも思い浮かぶ・・・褪せた写真のように見えて来る・・・。

魅力を持てない仕事は星の数ほどあれど・・・時代を支えた仕事が軒並み忌み嫌われて・・・
人や社会に疲れた人が戻ってくる場所になってみたり・・・
時代の最先端と言われてみても・・・継がれたアナログな経験がいちばんだったりと・・・
頭で覚えるよりも体で覚える仕事が・・・長い間暮らしを支えて来たんだと思う・・・。
食を支える日々を優しく見守るのは・・・伝統的な暮らしなのかも知れません。


コメント
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