暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

いつまでも

2022年10月06日 | 古民家
 木の電柱を見かけなくなって久しく・・・コールタールで潰れた黒い柱の不気味な姿が、夕暮れの影を造ると・・・
うねりながら続く道と・・・いつまでも伸びる電線の先に・・・
まんまる夕日が落ちて行く・・・。

あぜ道に埃り舞う田んぼの中に・・・浮き出たような電柱や電線・・・
自転車やリヤカーはお似合いなのに・・・舗装道路にリヤカーは意味深で・・・
新しいモノと古いモノが共存するにも・・・センスが必要だと思うけれど・・・
あまりに似合わない無い者同士が・・・行ったり来たりしているのを見るのも・・・
案外様になっている気がする・・・。

古民家の台所に・・・ピカリと綺麗なキッチンが置かれても・・・
土間の真ん中に・・・黒々とグランドピアノが鎮座しても・・・
なんだか落ち着く気もして・・・
洒落た造りの玄関を覗けば・・・中には曲がりくねった梁に、艶々の太い柱が腰を据えて・・・
漆喰の壁も眩しいコントラストは・・・どこでもドアに入ってしまったように思う・・・。
世代交代は自然の流れで移り変わって・・・会社の交代はアクセク忙しく・・・
暮らしの変化は脆く進んで、守り繋げるには・・・古すぎても腰は重くなる・・・。
整った道では無くても・・・いつまでも伸びて続く道のように、繋がる事は大切だと思う。
コメント
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