暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

何もない

2022年10月04日 | 古民家
 崩れそうな石垣の・・・子供は興味も無い、町のお城の小高い場所から・・・
小さな町をグルリと覗いて見ると・・・トツトツと知った屋根に気付き・・・
赤・黒・青と・・・派手なのかも知れない屋根の色が、変に目立つ枯れた町は・・・
山に囲まれ生き生きと・・・浮かび上がるように息をしている・・・。

子供が少なく・・・空き家が目立ち、老々介護の様子を映していても・・・
一時派手な暮らしで浮き上がっていた、町の様子はあちらこちらで・・・
怪しい様子の通りを歩くと・・・直す様子も無いほどの古びた看板が並んで・・・
ストンと置かれた小さな花と打ち水で・・・生きる暮らしと声を上げて・・・
進まない時間に彩を添えている・・・。

小さい頃に見掛けた大人が・・・今も変わらず闊歩していると・・・
それだけで何だか安心して・・・
足蹴く通ったお店が、世代を駆けて今も残るのは・・・ヤジロベーのように危なかしく・・・
コケも生き生きと・・・水場の声と笑顔はいつもの香り・・・。
狭く小さい色の見えない場所だと感じていたのは・・・
何も無いと言い聞かせていたから・・・。
何もない・・・変わらない毎日の安心を・・・雑踏の中で気付く事になる。


コメント
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