暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

時代

2022年10月02日 | 古民家
 艶っぽい香りが目に飛び込んで・・・雑な色合いがあちらこちらに並びたてられている・・・
カチカチと聞いたことの無い音が飛び交いながら・・・綺麗で整理もまばらな通りが続いているけれど・・・
穏やかで温かい笑顔と話し声は・・・何モノにもたとえられない居場所を造ってくれる・・・。

朝におびえた猫の顔も・・・掃除をするおじいさんを見ればソロソロと寄り添い・・・
日も落ちれば・・・街灯に照らされるお店や家を探して、商店街に人は集まり・・・
一日の終わりは・・・のんびりとじんわりと、次の朝に向かって駆け足でやって来る・・・。

町の中に色合いがあるなら・・・質素な中に艶のある江戸の時代や極彩色豊かな明治の時代から・・・
落ち着いて艶やかな大正の時代を駆け足に・・・あちらもこちらも派手な昭和の時代は夢のように通り過ぎて・・・
暮らしの中に・・・地域や住まいに・・・繋がれて来た想いは残されている・・・。
住まい方が変わって行くのはどうしようもない時の流れで・・・
いつの間にか町の様相も・・・人の顔も色を変えてしまう・・・。
暮らし方は色を変えて進んで行けば・・・また元に戻り、いつの間にか方向は違っていても・・・
穏やかで温かい笑顔に出会える暮らしに、巡り巡る時が来るのかも知れない。



コメント
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