暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

はぐれた

2022年09月16日 | 古民家
 ガラスの向こうの、平たい着物の大きさと・・・
同じくらい驚く・・・おもちゃのような車の大きさ・・・。
ユルユルと頼りないドアノブに・・・ハンドルの細さ、滑り込む言葉が似合いそうなドアの広さに、シートの薄さ・・・
肩も膝もお辞儀をしながら・・・お隣と挨拶を交わしながらの運転は・・・
特別な技術がいるような気がしてくる・・・。

外から見ればミニカーを転がす様子で・・・内から見れば、一時前まで藁ぶきの家に住んでいたと思うと・・・
とてつもない技を手に入れようとしていて・・・暮らしに豊かさを求める力がどこにでも溢れていたんだと思う・・・。
その影響を良いとか悪いとか意見はあっても・・・戦後の大きな一歩は、みんなの想いが前を向いて、一つになっていたからなのかも知れない・・・。

ダムが出来て川の力が弱くなり・・・海に元気がなくなれば・・・
森は弱くなり、お手入れが行き届かない林が・・・拍車をかけて襲って来ました・・・。
大きな一歩が、自然を廻らなくしてしまい・・・人が増えれば、そこかしこに廻らない場所が広がって行く・・・
80キロもスピードが出れば・・・夢のような暮らしでも、贅沢はその先を夢見て・・・
瞬間移動が目標のように・・・TVや映画も倍速で見るようになれば、処理する事は出来ても・・・
身体が覚えられず・・・想像の世界で夢を見て、モノ造りの技は画面の中や・・・
ロボットが作り出してしまうようになってしまうのかも・・・。
生き急ぐように・・・いいとこ取りで、かぶりつく暮らしは・・・
無駄で幼稚な・・・あいまいさが得意な自然の成長から、ハラハラとはぐれてしまった凧のような気がします。
コメント
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