暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

預かりモノ

2022年09月14日 | 古民家
 見たことは無い古い時代の暮らし・・・。
ずいぶんと質素で、衛生事情は宜しくなかったようで・・・生活習慣の知識の乏しさに、長寿国とはいかないようでした・・・。
古民家を見ると・・・囲炉裏や土間・風通しの良い間取りに、動物も虫も細菌も隣のおじさんも素通り出来てしまう・・・
あやふやな環境だったと思う・・・。

目に見えないモノは全部追い出してしまう、神経質な暮らしに・・・
暑くも寒くも無い・・・多分、快適な暮らしは、数十年しか持たない住まい造りで・・・
挿げ替える仕組みが・・・経済を回すには大切なんだと決めてしまい・・・
それでも環境には必要だと・・・お祈りのように繰り替えしている・・・。

折り合いを付けた現実的な暮らしは必要で・・・煙だらけの囲炉裏の暮らしがどこでも出来る訳も無く・・・
茅葺の新築が・・・ポコポコと建ち並ぶ姿もイメージは出来ないけれど・・・
四季の彩りや・・・澄んだ川の流れ・・・しっとりとした森のさえずりは・・・
次の世代に残せる大切な宝物で・・・無くしてしまえば人の手では簡単に返す事が出来ない預かりモノだと思います。

コメント
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