暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2022年09月11日 | 古民家
 町を歩いて気付く事・・・
用水が道と同じくらい流れていたり・・・包まれるように山に囲まれていたり・・・
どこから眺めてもお城がみえたり・・・曲がり角ばかりの道でくねっていたり・・・
町の造りが文化で、生まれた暮らしから伝統は育ち・・・どこでも見かけない独自の成長を進んで来ました・・・。

100年以上前でも・・・貴重な木材や石を遠くから運んで住まい造りは行われて・・・
川や海を渡って運ばれ、人だけで造ったとは思えない遺構が今でも残されています・・・。
ダムも無く、川の水量が多い時は・・・切り出した木材は川を泳ぎ、海に近い貯木場にまとめられ・・・
製材されるなどして日本各地に運ばれて行きます・・・。
自然を利用した産業が消えると・・・山や川や海が、物言わぬ静かな隣人になってしまいました・・・。

隣り合う暮らしはお互いに・・・カタコトの意思疎通で続いていたけれど・・・
一方通行の暮らしはジグザグと・・・どこかぎこちない間柄になって・・・
どこかが変われば・・・そこかしこにひずみが生まれて、文化と思える伝統が生れなくなってしまう・・・。
町の様相は・・・人だけで無く、育てられて来た町にも色濃く残り、自然と手を取り合う姿は、地域に温かさを生んでくれます。

コメント
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