暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

無駄な

2022年08月31日 | 古民家
 ゴワゴワと音がかき乱されて・・・ノイズや雑踏が割り込んできても・・・
いい加減さや曖昧さ・・・無駄と思えるやり取りが何故か楽しく・・・
無意味な時間をいくつ数えたかで・・・この先、意味のある暮らしを進んで行けるかが決まるように・・・
意味の無い事なんて無いんだと思えるようになる・・・。

伝統的な木造建築の技術で・・・柱や梁を継ぐ技は星の数ほどあって・・・
効果的な仕口や接手が生れたら・・・それがお終いでは無く、そこから技術の研鑽が始まり・・・
表からは見えない不思議や・・・一度組めば二度と外れないなど・・・
職人の遊び心や・・・プライドが、数多くの新しい技術を生んで来ました・・・。

言い伝えや迷信・・・語呂合わせなど、意味の無さそうな行動も気にしながら・・・
複雑で質素なカタチや色を取り入れ・・・派手な仕草も何事かあった時の為の保険のようなもの・・・
伝統を守る意味が理解出来れば・・・その先には自由な発想が待っている・・・。
古民家の造りが・・・南北長い国の中で極彩色豊かなのは・・・
伝統を重んじる厳しい世界だからこそ育った・・・まわり道の、時間を大切にした来た文化だからだと思います。

コメント
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