暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

格子の向こう

2022年08月17日 | 古民家
 格子の向こうの景色が躍り始めるのは・・・
寝ぼけ顔のおひさまや・・・瞼も重くなるおひさまの頃が気分良く・・・
剃刀みたいに尖った、古い木目の格子の1本1本が・・・
見えそうで見えない、影と光を生み出して・・・
内と外で味わう・・・ふくよかな暮らしが育っている・・・。

街道の景色の華やかさは・・・白や黒の漆喰・・・
瓦屋根の美しい波に・・・ちらほら並ぶ商品の棚もあるけれど・・・
商売で違う格子の形や太さは・・・同じような造りの建物に、細やかな違いを生んで・・・
その町が賑わう意味も知ることが出来て・・・お店探しも一目で解る楽しさも見えてくる・・・。

和のおもてなしは・・・人を迎える心に、気付かれにくい美しさが見えて・・・
どれだけ気を遣わせること無く・・・人を自然に招き入れるか・・・
質素だからこそ・・・気を抜けないまじめな暮らしが見えて来るような気がします・・・。
古民家で感じる・・・目には見えない部分以外の、心で感じる住まい方は・・・
この先の暮らしには・・・欠かせなくなるような気がします。

コメント
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