暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

似合わない

2022年08月16日 | 古民家
 カラカラと、涼む音は軒下で・・・夏の風物詩が姿を消している・・・。
風鈴祭りの音が・・・神社や商店街で引っ張りだこでも・・・
軒が見えない住まいに、風鈴の姿は見えなくて・・・
庭の持てない住宅事情に・・・似合わない日本の季節感と同じで・・・
四季の境界線も無くなる事態に・・・風鈴の音に耳を傾ける余裕は無いのかも・・・。

水の流れや・・・風の吹き方で、住まいの姿はずいぶんと変わり・・・
高い所からのおひさまを遮る、広く深い軒が・・・
風を受け止め・・・部屋の中を駆け回る、広い間取りが・・・
木々の音も・・・風の唄も・・・涼しげな水の、サラリと流れる眺めも・・・
放ってはおけない、日本の暮らしの一部のような気がします・・・。

どこにいても同じような朝を迎えて・・・お布団に入るような暮らしに文化は繋がらなくて・・・
その場所でしか感じられない暮らしが生まれ・・・人が繋いで伝統が育つように・・・
住いの姿も・・・地域と人でずいぶんと様変わりして、時代とともに変化はしても・・・
自然を変えてまで手にする変化は・・・多分、場違いな気がします。


コメント
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