暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

鳴く

2022年08月12日 | 古民家
 見えているモノが、変わらずそのままなのは珍しく、森や川や海も・・・
ずいぶん前からそのままの姿では無くなっているのかも・・・。
植物そのものが造る森に・・・都合で植えられた木々が増え、不健康な森になり・・・
せき止められた川には・・・多様性が見えなくなり・・・
色を変える海は・・・前の見えない沈黙の世界に落ちて行きました・・・。

山の食材は命の糧で・・・動物も人も頼りに生きて来たけれど・・・
自分の土地を踏み荒らすような暮らし方に、境界線も消えてしまい・・・
何とか折り合いを付けて来た自然の恵みが・・・頼りにならない姿になれば・・・
生きる為に・・・山を下りる暮らしになってしまいました・・・。

自給自足とは程遠い・・・頼りが膨らむ社会と・・・
自分だけが頑張れば大丈夫とも言ってられない・・・絡み合う暮らしに・・・
地域の中で支え合っていた・・・結・・・の仕草は、古くて新しい言葉になって・・・
古民家の住処を抱えていた地域に、無くてはならない住み方が・・・
この先の暮らしを支える・・・目印になるような気がします・・・。
大きすぎて・・・広すぎて見えない自然の声は、とても小さく儚い響きで鳴いています。
コメント
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