暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

走り回る

2022年08月05日 | 古民家
 おひさまが浮かべば、空は青く・・・海の深さは蒼に染められて・・・
豊かな海が雨を運んで・・・広い森が広がり、美しい川が海を育てます・・・。
大きく廻る世界が、命ある世界を造って・・・どこかで足を止めてしまえば、あっという間に立ち行かなくなる・・・
ほんの些細な出来事に見えて・・・人の目には映らない自然の移ろい・・・。

30年が50年・・・100年が200年に・・・
未曽有の災害が頻繁に起きるはずは無いと思っていたのに・・・なんだか毎年耳にして・・・。
雨が降れば山が受け止めていた、豊かな森が・・・倒木ばかりで川を痛めて行く・・・
ダムが治水の役割だとしても・・・健康的な森が無ければ、豊かな川も育たなくて・・・
雨で大きく氾濫して、・・・見違えるような川に変化してしまった自然は・・・
どこまで暮らしを巻き戻せば、生き生きした川や森に戻るのだろうか・・・。

日本の原風景は少なくなっているけれど・・・懐かしく感じる風景に人が集まり・・・
きらびやかな人工物に驚きや興味は持てても・・・
安心や安らぎは、どことなく感じられなくて・・・グルグルと廻りながら・・・
山や川・・・海を探して、どこまでも走り回る人がいる・・・。
古民家に・・・昭和や花火に、お祭り盆踊り・・・
いつまでも心に残るのは・・・受け継がれて来た、無くいてはならない文化なんだと気付かされます。


コメント
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