暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

たのしみ

2022年06月21日 | 古民家
 惚れ惚れする文字はあるもので・・・美しく整った文字もあれば・・・
ミミズが這う文字もいっぱい見るけれど・・・
それが達筆と言われると・・・なんだか迷ってしまいます・・・。
篆書・隷書・草書・行書・楷書・・・
書体は変わって・・・それぞれの良さはあるけれど・・・
文字が美しく感じるのと・・・惚れ惚れと感じるのとでは、芸術を見るのと同じように感じられます・・・。

文字がアートに見えるように・・・古民家にもあちこちに美しさがあって・・・
茅葺の刈込方で、屋根の見せ方が変わり・・・
瓦屋根には・・・屋根形状でずいぶん葺き方が変わりますが・・・
棟やケラバの積み方や葺き方で・・・建物のイメージがずいぶん変わります・・・。
大きな屋根が特徴の日本の住まいは・・・屋根を見れば、その住いに対する、住み手の想いが伝わって来るようです・・・。

竹小舞の掻き方・・・土の造り方・・・木組みの工夫など・・・
一つとして同じ住まいが無いほど・・・手作りの住まいが残り・・・
誇りを持って住まい造りに携わるのは・・・
職人の意地もあれば・・・遊び心もあって、次の世代に向けての宿題の意味もある・・・いやらしい謎解きになる・・・。
時代に合わせて工夫をした理由・・・そうしなければいけなかった理由・・・
文字が変わる理由が、どうしてあったかのように・・・
長い時代の中で・・・古民家にも、変化の楽しみ方があります。
コメント
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