暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

扱い

2022年06月17日 | 古民家
 毎日が変わらない、と・・・退屈でも・・・変わり無い事が幸せだと気付くには・・・
両手の指ほど、歳を数えてみても・・・もう一人いないと足りないようで・・・。
そんな時・・・不意に訪れる来客は、心が動かされる一日となって・・・
数日前から、誰それが来るなんて聞けば・・・盆と正月が一緒に来たようなもので・・・。
一大事の特別な催しになるのは・・・それだけ娯楽が少なかったんだと思う・・・。

些細な幸せは・・・見るモノすべてに感謝出来て、ありがたさが身に沁みる暮らしを知っている・・・
裕福で当たり前の幸せは・・・感謝も薄く、背負うものも多い不自由さに気付かない暮らしで・・・
どちらかを選べる訳でもないけれど・・・どちらかになろうと努力は出来るのかも知れない・・・。
古民家の暮らしにも・・・同じような住み方の差はあって・・・
古くても存在感が有りすぎる古民家から・・・クタクタだけど、手直しすると、見栄えする隠れた古民家まで・・・
それらが・・・見知らぬ人から見れば、どれも同じに扱われる悲しさがあります・・・。

時代が過ぎて行くと・・・古屋として、残されてしまった古民家や・・・
見る影の無い・・・骨組だらけの古民家の残骸だったり・・・
骨董品ほど手軽でも無く・・・そこまで価値の無い古民家の世界・・・。
大工の棟梁・・・左官屋さんに建具屋さん・・・
お宝になるほどの伝統技術は、国宝になれば表舞台に立てても・・・
骨董品の芸術とは・・・一線引かれているような気がしてしまう・・・・。
地域で残される・・・退屈な昔ながらの文化や、古民家の良さに・・・
もっと、心動かされるようになってほしいと思います。
コメント
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