暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

木造建築

2022年06月14日 | 古民家
 飛びぬけて大きい木材は・・・ずいぶんと古くに伐採されてしまい・・・
この先日本では、巨大木造建築も・・・大規模な木造建築の修繕もままならない状況で・・・
世界に目を向けて・・・大口径の木材を求めても、輸入制限が行われるなどしていて・・・
どうやら、古民家の住い造りにも、修繕にも・・・目を塞いでいられない問題があります・・・。

競ってお寺の建築があれば・・・権力の遺構、お城の建築も重なり・・・
日本のお山は荒れて行き・・・(戦中・戦後の影響もありますが・・・)
茅に木造の造り・・・当時の火の扱いなどを見ていれば・・・
ずいぶんと想いの残る伝統文化を・・・火事で亡くして来たもので・・・
昨今では・・・南にある復元した大きなお城、どこぞの木造校舎・・・
偉人の別邸・・・などなど・・・数えきれない文化が、火元も無いのに火事に出会っている・・・?
火事の多さを見過ごせない日本の文化では・・・放火でもない限り、火事の責任を一個人に背負わせる法律にもなっていないけれど・・・
防火の為の住い造りは・・・以前から比べると、厳しくも緩くも・・・
幅が広がってきたように思えます・・・。

火事による死亡原因は逃げ遅れで・・・炎の広がりが早すぎる、煙に巻かれる、逃げ場所に迷うなど・・・
燃え広がりやすい素材や、一酸化炭素を発生させる素材・・・
自然素材で組み上げられた住まいには使われない・・・新建材による不手際も多いように思えます・・・。
燃える木も・・・太く大きければ・・・
石や土はそもそも燃える事無く・・・
竹や藁は・・・その土に覆われて壁を造っている・・・
お寺やお城とは言わないまでも・・・太い木材を使った伝統工法が・・・
地震や火事に耐える造りで・・・逃げ惑うこと無い造りなんだろうと思うと・・・
循環する持続可能な住まい造りは・・・時間をかけて残す意味があるような気がします。

コメント
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